どっしりと構え、岡本和が進化の証しとなる打球を連発した。フリー打撃の最後のスイング。右から左へ流れる約7メートルの宮崎特有の強風を切り裂くように、推定135メートルの放物線が左翼席中段へ突き刺さった。35スイング中、バックスクリーン左への2発を含む、計4発。どれもがフェンスをゆうに越える特大弾だった。それでも新主将は冷静に振り返った。3月にはWBCも控える中、順調な調整ぶりがうかがえる“驚弾”の連続だ。グッとギアを上げたのは、2日のフリー打撃。71スイングでバックスクリーンなど中堅方向へ8発、左翼へ3発、右翼へ4発。全方向へ特大弾を量産した。「練習でいいから(というのは)何とも言えないですけど、いい形で来ていると思います」と一定の手応えを持つ。
昨季は球団右打者初の5年連続30発を記録。だが打率2割5分2厘、30本塁打、82打点はいずれも21年を下回った。今季掲げるのは3割、40発、100打点。「(昨年は)気になるポイントが3つあった。それをやっている。(内容は)内緒~」と技術面は濁すが、力強さは増した。これも本人は詳細を明かさないが、公称100キロの体は、昨季よりも明らかにシュッとし、キレているように映る。 ライバル球団もうなるほどだ。阪神・飯田スコアラーは「下半身が安定している。ブレない。同じ形で引っ張りもおっつけもできる。軸がしっかりしているから飛ぶ」と目を丸くする。さらに「40本打っても当たり前。(2年ぶりの)本塁打王を取ってもおかしくない。攻め方を考えないといけない」と強い警戒心を示した。
大久保打撃チーフコーチは「別格。50本打つと思う。タイミングを取る天才。(WBCでも)クイックや2段モーションをされようが、関係ないでしょうね」とチームでも侍ジャパンでも躍動できると見る。毎朝7時からアーリーワークも行い、振り込む日々だが「スラムダンクの漫画を持って来ています」とオンとオフの切り替えもバッチリだ。「やることはいっぱいある。しっかりとやりたい」。その表情は、頼もしかった。(田中 哲)
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: Daily_Online - 🏆 15. / 68 続きを読む »
ソース: Daily_Online - 🏆 15. / 68 続きを読む »
ソース: Daily_Online - 🏆 15. / 68 続きを読む »
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
ソース: news24ntv - 🏆 51. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »