しっかりと体重を乗せた右足を軸に、低めのボールをすくい上げた。バットを持ったまま一塁へと駆け出した岡本和は、フェンスオーバーを見届けるとスピードを緩めた。
「まずは塁に出ることを考えていきました。しっかりと捉えることができて、ホームランになって良かったです」。両軍無得点の4回1死。柳の144キロ直球を捉え、右翼席最前列に飛び込む先制の18号ソロ。5日のロッテ戦(東京D)以来9試合ぶりの一発が決勝弾となり、負ければ今季最長タイの5連敗、“魔の日曜日”の連敗が9となる危機から救った。 開幕3戦目、3月27日の中日戦(東京D)で今季1号を放った柳から、今度は敵地で一発をお見舞いした。1打席目には右前安打を放ち、今季の対戦成績は12打数6安打の打率5割、2本塁打、5打点。昨季投手2冠に輝いた竜のエース右腕を、2年連続打撃2冠の主砲が打ち砕いた。この一発で火が付いた打線は、この回4連打で3得点。原監督も「まあ4番バッターが打てばね!」とうなずいた。この日は父の日。「練習を怠るな」という父・義清さんの教えは、第一線で戦う今も脳裏に刻まれている。「考えてやらないと意味がない。ただやる練習はやらない」と練習方法を模索。この日の試合前練習のティー打撃ではバットを短く持つなど、工夫を凝らしている。4番に定着した18年以降、父の日の成績は20打数8安打の打率4割、2本塁打、3打点。1ホーマーを含む4打数3安打2打点と大暴れした20年以来、2年ぶりの父の日弾。今年も感謝の気持ちをバットに乗せた。
9回2死で打席へ向かう直前、中日は谷元から投手に転向した根尾にスイッチ。最後は空振り三振に倒れたが、1球ごとに球場がどよめき、最強の脇役としても盛り上げた。「1試合1試合やることはいつもと変わりません。チームの勝利のため全力を尽くして頑張るだけです」。主砲の一打が、再び燕の背中を追いかける号砲となる。(河原崎 功治)
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