ドラフト1位の大勢投手(22)が1点リードの9回に登板。広島打線を3者凡退に抑え、角三男が持つ78年の新人最多タイ記録となる7セーブ目をマーク。2日の阪神戦で塗り替えた、デビューからのプロ野球連続セーブ記録も7に更新し、巨人の今季初連敗と阻止にも貢献した。多くの支えを力に変えてきたワイルド守護神の快進撃が、止まらない。新守護神・大勢があっという間に試合を締めた。「(記録は)知ってたけど、特に意識することはなかった」。150キロ台の直球3球で2死を奪うと、広島の代打宇草には144キロの外角高め直球で空振り三振。グラブをたたき、右拳を握った。44年前の角三男の球団記録にわずか7試合で肩を並べ「自信を持ってマウンドに上がろうと。今日はよかったかなと思います」と自らに合格点を与えた。そんな時、友人に個人トレーナーの萩原淳由さん(36)を紹介された。思いの丈をぶつけると、投球フォームをひと目見てもらうことになった。「これじゃ、ケガをする。手術しても同じ」と一蹴された。決断の前に、フォームを一から見直し、ウエートトレーニングで出力に耐えうる体作りに着手した。すると、身をもって状態が良くなるのを体感
選択を正解にするための覚悟も決まっていた。地道なトレーニングで作った体で、江川卓氏のような“股関節投法”の新フォームに変更。4年秋に最速157キロと5キロも球速が上がり、プロ野球への門をドラフト1位で切り開いた。 1月に巨人に入寮するまでの期間も変わらない。兵庫・多可町の実家から同氏が経営する光線療法&トレーニングジム「Rebirth」まで大阪・羽曳野の120キロの道のりを車で通った。周囲が真っ暗な午前3時に出発し、午前5時から汗を流す時もあった。 この日の大記録も師匠なしでは語れない。「(今も)二人三脚でやっている。毎試合、修正や良かった所、こうしたらもっとよくなるとか考えながら準備しています」。師弟で目指すのは「富士山ではなくエベレスト」。頂点だけを見据える。【小早川宗一郎】
◆大勢(翁田大勢=おうた・たいせい)1999年(平11)6月29日、兵庫・多可町生まれ。西脇工では2年秋からエース。甲子園出場はなし。関西国際大では2年春からリーグ戦出場。3年秋、4年春は故障で1登板のみも、4年秋に復調し157キロを計測。21年ドラフト1位で巨人入団。今季開幕戦で初登板初セーブを記録した。181センチ、88キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1600万円。
スゴい。ヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙ ルーキー。ヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙ もう 七セーブ。ヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙ ただ、 怪我が心配。 ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
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