ドジャースの山本由伸投手(25)が7日(日本時間8日)、本拠でのマーリンズ戦に先発。初回、6回にソロを被弾して自己ワーストの1試合2被弾も、メジャー自己最長の8回を投げ、5安打2失点、5奪三振でメジャー初のハイクオリティー・スタート(HQS、7回以上、2失点以下)と立ち直り、打線の援護も受けて自身3連勝&本拠初勝利となる4勝目を挙げた。チームは今季最長タイの6連勝を飾り、貯金は今季最多を更新する12とした。
山本は16イニングぶりの失点となった初回の先頭打者弾に続き、6回にメジャー自己ワーストとなる1試合2本目の本塁打を許した。メジャーでは初のスプリットの被弾となった。それでもメジャー最長イニングとなった7回を3者凡退に抑えると、8回も続投。1死後に安打を許したが、最後はデラクルスを空振り三振に仕留めた。ベンチに戻るとデーブ・ロバーツ監督と抱き合い、好投をねぎらわれた。その後は大谷翔平とも笑顔で見つめ合った。ストライク率は75.2%と制球力の良さを見せ、メジャー初のHQSでQSは4試合連続となった。 山本は初球の被弾も含めて初回から19球連続ストライクゾーンへ投げ込んだ。MLBスタッツは公式Xで「2000年に投球追跡データが始まって以来、記録上これを達成したドジャース投手はいない」と珍記録を紹介した。
この日は強打を誇るウィル・スミスとバッテリーを組んだ。捕手別では過去3試合で防御率0.00だったオースティン・バーンズに対し、スミスとは過去4試合で防御率5.82と結果が出ていなかったが、正捕手のスミスと組んだ試合で結果を残したことは今後に向けても明るい材料となった。
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