作品の内容から神妙な面持ちで、舞台挨拶に登壇した主演の宮沢さんは、“皆さまの映画を見た余韻を打ち消してしまうようで、申し訳ない気持ちもありますが…今日、この日、とても貴重な時間の中、この映画を見に来てくださってありがとうございます”と冒頭の挨拶をしました。出演を決断した理由について、宮沢さんは、昨年亡くなった本作の河村光庸プロデューサーの名前を挙げ、“河村さんと最初にお会いした時に、この映画についての熱意を伺って、殺伐とした今の世の中でどうしても私自身、保身してしまう自分に対してもどかしさがあったりして、「この作品を通して、もどかしさを乗り越えたい」という気持ちが強く湧いて、内容的には賛否両論ある作品になるだろうと思いましたけど、「ここから逃げたくない」という気持ちが本当に強く湧いたので参加させていただきました”と熱い思いを語りました。オダギリさんも参加理由について、“映画っていろいろなタイプのものがたくさんあって、気楽に観られる映画もあるだろうし、今回の作品のように重いものを受け取って帰る映画も必要。「しっかり、一回、止まって考えよう」という映画の方が僕は興味があって、そういう作品に
作品の内容から神妙な面持ちで、舞台挨拶に登壇した主演の宮沢さんは、“皆さまの映画を見た余韻を打ち消してしまうようで、申し訳ない気持ちもありますが…今日、この日、とても貴重な時間の中、この映画を見に来てくださってありがとうございます”と冒頭の挨拶をしました。出演を決断した理由について、宮沢さんは、昨年亡くなった本作の河村光庸プロデューサーの名前を挙げ、“河村さんと最初にお会いした時に、この映画についての熱意を伺って、殺伐とした今の世の中でどうしても私自身、保身してしまう自分に対してもどかしさがあったりして、「この作品を通して、もどかしさを乗り越えたい」という気持ちが強く湧いて、内容的には賛否両論ある作品になるだろうと思いましたけど、「ここから逃げたくない」という気持ちが本当に強く湧いたので参加させていただきました”と熱い思いを語りました。オダギリさんも参加理由について、“映画っていろいろなタイプのものがたくさんあって、気楽に観られる映画もあるだろうし、今回の作品のように重いものを受け取って帰る映画も必要。「しっかり、一回、止まって考えよう」という映画の方が僕は興味があって、そういう作品に参加したいと思っていました”と明かしました。最後に宮沢さんは、“日々、生きていく中で、「見たくないもの」「聞きたくないこと」「触れたくないもの」、そんな箱がゴロゴロと世の中にはあって、その蓋を開けることは勇気がいることだと思うんですけど、蓋を開けて、箱の中のものと向かい合った時に、それは決してポジティブなものではないかもしれないけど、話し合えるきっかけになるような映画であってほしいですし、皆さんの記憶にべったりとこびりつく作品として広がっていってほしいと思います”とメッセージを送りました。
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