初勝利につなげられたのは良かった。
一番の勝因はやはり宮沢といえる。彼のところでボールが落ち着くから試合が安定した。チャンスがあれば多少のリスクを冒してでも前に押し出て、相手をはがし、パスを出していた。昨年までそれをできていた選手らが移籍でいなくなったため、序盤は足元への供給が目立っていたが、宮沢がミシャサッカーにとって不可欠な「はがす」プレーを出したことで、いい内容に転じることができた。 今後への可能性を感じさせる選手も多かった。1トップに入った大森は、ボールを収めることができるし、得点こそなかったが素晴らしい出来だった。後ろ向きでボールを受けて失わないだけのFWなら相手も怖くないが、大森は自分の勝負したいところにボールを置き、そこで体をぶつけて前を向けるから、DFに脅威を与えられる。収められる大森に1トップを任せて、スピードのある武蔵をシャドーに置けば、より攻撃のバリエーションは増える。
本来とは逆の左ウィングバックに入った近藤も、突破に行く姿勢を再三、出していた。仕掛けようとすることで時間をつくれるから、後ろの菅がフォローできていい関係性がつくれていた。ここから更にカットインなどプレーの幅を広げていけば、左右両方できる近藤の存在は大きな武器になる。 名古屋戦では全体がコンパクトだったが、ガンバ戦はオープンになっていたように守備面での課題はある。複数得点が1試合もないというのは気になるが、今の攻撃陣は十分、点を取っていける能力はある。早めに明確な攻撃の形をつくっていくことが、巻き返しには必要になる。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)
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