る。
蒼開(兵庫)と対戦した東海大静岡翔洋は初回、川満芽衣(3年)の中適時打で先制すると、2回に井戸穂花(3年)の2点適時打などで3点、その後も点を加え5―1で破った。この大会4回目の先発となった垣崎瑠依(2年)は2安打1失点完投。「東京ドーム、夢でした。全力で投げてみたい」と笑顔をみせた。 25日の3回戦で昨秋の全国ユース大会を制したV候補のクラーク記念国際(宮城)をタイブレークの末に破り勢いに乗った。創部4年目でこれまで強が最高、主将の宮茉夢(まゆ=3年)は「まさかここまで来られるとは。まだ実感ないです」と驚きつつ、「自分たちのチームのテーマは『笑顔で日本一』。応援している人たちを東京ドームに連れて行きたかった」と喜んだ。
神戸弘陵は履正社(大阪)と対決。初回に堀みずほ(3年)の適時打で1点を先制するが、その後追加点を奪えず。しかし先発の伊藤まこと(3年)が2度の同点の危機をしのぐと、6回に打線が爆発し5―0で勝利。「長打が怖かったので、四死球はOKのつもりで自分を信じて、仲間を信じて、監督さんを信じて思い切り投げました。100点満点でした」と伊藤。投手陣は今大会ここまで5試合を計8被安打無失点と勝負強さをみせた。 伊藤のほか、レギュラーに昨季のVメンバーが4人残る。主将で今年もマスクをかぶる田垣朔來羽(そらは=3年)は、再び立つ大舞台を前に、「東京ドームは雰囲気も違うし、プロがプレーする夢の場所。キャプテンの自覚と1番キャッチャーという立場で先制したい」と意気込んだ。
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