9安打で2得点と阪神が苦戦したポイントに、4番大山悠輔内野手(29)の打撃と、作戦面での送りバントの少なさを挙げました。【聞き手=松井清員】阪神は何とか競り勝ったが、もう少し楽な展開にできたのではないか。理由のひとつは“2本目”を出せなかった大山の打撃だ。初回に先制打を打ったあとも4打席連続得点圏で回ったが凡退。その内容に今季の打率が2割台序盤に低迷している理由も垣間見える。
特に3回無死満塁の第2打席。コースも高さも甘いスライダーが来たが、完全な打ち損じで力ない一飛に終わった。2-1のバッティングカウント。気持ちが左翼席に向いているから体の左サイドが開いてしまい、ボールの見切りが早かった。5回2死一、二塁の第3打席も同じで、2ボールからの甘いスライダーを仕留め損ねて左飛に倒れた。両イニングとも手痛い無得点。その後の2打席も、もう1本出ていればのチャンスだったので、本人も素直に喜べないのではないか。 手本にしたいのは、タイムリーを放った自身の第1打席だ。1-2と追い込まれたが、厳しいコースの内角球を引きつけて右前に運んだ。このセンターから右方向への意識を、打者有利なカウントでも持ち続けていれば第2、第3の結果も違うものになったはず。無死満塁で少なくとも犠牲フライは打てたのではないか。ホームランは誰よりも本人がほしい。だから若いカウントほど引っ張りたくなる。でも状態が良くない時ほど逆方向への意識を強く持つことで、おのずと良い形でしっかり引っ張れるようになる。4番が状態を上げないと打線は活発化しないし、苦しい戦いが続く。
作戦的には、バントをもう少し使ってもよいのではないかと感じた。好調な1、2番に送らせない積極策は納得できるが、9回に小幡が決めるまで強攻強攻の連続だった。つながらない時ほど得点圏に進めて、確実に1点を取りにいきたい。(日刊スポーツ評論家)
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