21年東京五輪(オリンピック)団体銀メダルの平野美宇(23=木下アビエル神奈川)が、日本生命レッドエルフの伊藤美誠(22=スターツ)との“みうみま”対決を4-3で制し、初優勝を飾った。24年パリ五輪シングルス代表選考レースでも1位早田ひな(日本生命)との差を詰め、3位伊藤との差を広げた。代表圏の2位を堅持し「2枠に入るのが大事だけれど、やっぱり『1位を越す』と思うことで自分自身、成長できる。まずは抜かす、追い抜かすことを意識して、これからの選考レースに臨もうと思います」と前を進む早田の存在を意識した。
一方の伊藤は準々決勝で橋本帆乃香(日本ペイントマレッツ)、準決勝で早田を4-3で下し、決勝も7ゲームをフルに戦った。ハードな1日を終えて「すごく疲れたけれど、楽しく、やりきれました」と充実感を漂わせた。【松本航】〈3〉伊藤美誠(日本生命レッドエルフ、スターツ)235・5点
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