タイとウズベキスタンで集中開催されているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ(東地区)で、かつては世界屈指の〝購買力〟を誇り、スター選手をかき集めていた中国スーパーリーグの凋落ぶりが顕著となっている。I組の北京は初戦でユナイテッド・シティー(フィリピン)と引き分け、J組の広州はJ1のC大阪に0-2の完敗。ブラジル勢を中心とした強力な外国人助っ人が縦横無尽に暴れまわるスタイルから大きな変貌を遂げていた。背景には、今季から新たに導入された厳格なサラリーキャップ制などの影響があるとみられる。43、65、87…。24日にタイで行われたC大阪戦でピッチに立った広州の選手の背番号は明らかに、おかしかった。外国籍の選手は見当たらず、どの選手も顔の表情や体つきが若い。国内リーグとの兼ね合いで、ユースチーム中心の編成だったからだ。さらに、イタリア代表の名DFだったファビオ・カンナバロ監督も帯同していなかった。
いわば「Bチーム」でACLに臨んだ広州に対し、C大阪は圧倒的にボールを支配し、試合の主導権を握り続けた。セットプレーから2点を挙げると、ゆうゆうと逃げ切り。危ない場面もほとんどつくられなかった。一方の広州には、ブラジル代表のパウリーニョらを擁し、広州恒大の名前でACLを席巻したかつての強豪の面影は、みじんもなかった。 試合後、C大阪のレビー・クルピ監督は広州のレベルには言及せず、「われわれのチームはまだまだ成長過程にあると思っている。大事なのは今後の試合をどう戦っていくか。次もいいサッカーをしていきたい」と決意表明した。広州と北京のACL初戦が示しているのは、中国スーパーリーグの「アジア軽視」の姿勢にほかならない。逆に言えば、まずは国内リーグに全力で注力しなければならないほど各クラブの財政状況の落ち込みが激しく、かつては国威発揚的な意味合いもあった国際舞台に立つことへの優先順位が、著しく低下しているともいえる。
背景にあるのは、中国サッカー協会の締め付けだ。昨年12月には、厳格なサラリーキャップ制の導入と、企業名の使用禁止が発表され、中国のサッカー市場が一気に冷え込んだ。年俸の上限が国内選手は500万元(約7900万円)、外国人選手は300万ユーロ(約3億8千万円)に定められ、違反すると勝ち点の剝奪や出場停止などの処分が科されるようになった。また、企業名の使用禁止により、不動産業を中心とした企業集団「恒大グループ」が支援していた広州恒大は広州に、金融業を手掛ける「中信国安グループ」が親会社の北京国安は北京となった。 こうした締め付け策の目的を、中国サッカー協会は「『マネーフットボール』と投資バブルの抑制」と説明する。確かに、2010年代の中国スーパーリーグは史上空前のバブルに沸き、パウリーニョのほか、オスカルやフッキ、アレックス・テイシェイラらブラジル代表経験のある選手を中心に分不相応な〝爆買い〟が行われた。オスカルの移籍金は6千万ユーロ(約76億円)、フッキは約5600万ユーロ(約70億円)とされる。
金の力だけで他国の選手を集めてきたのに、それに制限がかかったのだから当然だな。
かつてのJリーグ開幕当初も強力な助っ人外国人選手が沢山いました。 日本人選手は、外国人選手から学び努力してレベルアップをしてきた。 中国人選手や指導者は、外国人選手に頼り己の鍛錬を怠り胡座をかいて今に至る。※個人の感想です。 要は国民性の違いだと思います。
自壊の始まり
シナで働くリスクをプレイヤーはよーく考えてからにした方が良いのに‼️
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