ダルビッシュは第1クール最終日となった19日、ノースローで調整した。投手陣のキャッチボールの時間は上着を着てじっくりと観察。ブルペンに移動してからは佐々木朗や山本らの投球練習を、捕手後ろのネット裏からじっくりと見つめ、助言を送った。
前日の18日にブルペン入りして35球の投球練習。ここまで順調に調整を重ね、第2クール初日となる21日にも実戦形式のライブBPに登板予定だ。チームメートに対して投げるとあって「デッドボールを当てないように。ファンの方々も見ている中で投げることになるので、雰囲気にのまれないようにしたいと思います」と冗談交じりに意気込んだ。 合宿はまだ3日を終えたばかりだが、多くの選手とコミュニケーションを取るチーム最年長の36歳。「すごくたくさんの選手とコミュニケーションが取れて、たくさんのファンの方々が見に来ていただいている中で野球ができて、すごく楽しかったです」と充実感を漂わせた。(安藤 宏太) 山本について「特にカーブがすごかった。加速するように落ちていくので、バッターも振ってしまうでしょうし、ゴロをとりたい時はとれるでしょうし、いろんな状況に使える球だと思いました」。佐々木は「すごくいいスライダーを投げていた。(助言したスライダーは)単純に横曲がりが大きくて、本人も違和感があるように投げていないので、本当に自分のものにしているんじゃないかと。そういうところがすごい」と分析した。
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