加し、ブルペンで２１球を投げて調整。先発予定だった９月２４日のソフトバンク戦（ＺＯＺＯ）当日に発熱して特例抹消となっていた右腕が、同１７日の西武戦（ベルーナＤ）以来２７日ぶりとなるぶっつけ本番のマウンドで、チームを勝利に導く。
吉井ロッテが温めていた驚異のプランが判明した。１０日の今季最終戦で楽天に快勝し、パ・リーグ２位でＣＳ出場切符をつかみとった。１４日から３位・ソフトバンクと激突するＣＳ第１Ｓ（ＺＯＺＯ）の開幕投手を、佐々木朗が務めることが分かった。 佐々木朗はこの日、ＺＯＺＯで行われた全体練習に参加。ランニングやキャッチボールで体を温めた後、吉井監督、黒木投手コーチらが待つブルペンに向かった。捕手の松川を座らせて、直球、フォークなど全球種を交えて２１球を投球。黒木コーチは「体をチェックしながら球の軌道、回転などを全体的に確認した。出力は１００％ではないが、まあまあの感じで投げていた」と説明し、ＣＳの登板について「もちろん、そういう状況の中で調整しています」とうなずいた。
左脇腹の肉離れから９月１０日のオリックス戦（ＺＯＺＯ）で復帰したが、予告先発されていた同２４日のソフトバンク戦（ＺＯＺＯ）を発熱で当日に登板回避。１４日に先発すれば、９月１７日の西武戦（ベルーナＤ）以来、２７日ぶりの実戦マウンドとなる。ぶっつけ本番の復帰戦となるだけに、球数は５０～６０球程度とみられ、序盤でソフトバンク打線の勢いを封じて、試合の流れを味方に引き込むことが佐々木朗の役割となりそうだ。 登板後の回復が順調で、チームがオリックスとのＣＳ最終Ｓに勝ち上がった際には球数や投球回も増える見込みで、佐々木朗が投げるほどに２０１０年以来、１３年ぶりの日本一に近づく。そのためにも、何とか取りたい１４日の初戦。地元ファンの声援、そして今季限りで引退する場内アナウンス担当・谷保恵美さんの美声に後押しされて、令和の怪物が本拠のまっさらなマウンドに立つ。▽８月２７日 ロッテ浦和の２軍施設で約２０球、負傷後２度目となる立ち投げを行いブルペン投球を再開。
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