節目の10度目を迎えた4年に一度のラグビーの祭典は、日本時間29日午前4時、パリ郊外サンドニのスタッド・ド・フランスで決勝が行われる。世界一を争うのは、ともに勝てば単独最多の4度目の優勝となる世界ランキング1位で大会連覇を目論む南アフリカと、同2位で2大会ぶりの王座奪還を目指すニュージーランド。これまでも数多くの名勝負を繰り広げてきた南半球のライバルが、熱戦を繰り広げることが予想される。
両国の通算対戦成績は、ニュージーランドの62勝4分け39敗で大きく勝ち越す。ただし前回大会以降は6度対戦して3勝3敗と五分。W杯イヤーの今年も1勝1敗だ。W杯での対戦は6度目で、こちらもNZが3勝2敗と勝ち越しているものの、唯一決勝で対戦した95年は、開催国の南アフリカが延長戦の末に15―12で競り勝ち初優勝。一連のストーリーはマンデラ大統領の視点で描かれた映画「インビクタス/負けざる者たち」でおなじみだ。 世界一を決める最後の大勝負らしく、決勝はロースコアの接戦となることが多い。過去9大会で1トライ1ゴールで追い付ける7点(91年までは6点)差以内で決着したのは4度。最大得点差は99年にオーストラリアがフランスを35―12で破った23点で、大量得点差が付く大味な試合にはならない傾向がある。
そうした守りの要素が色濃い決勝で、やや分があるとみられるのが南アフリカだ。両軍ノートライで決着した過去2度の決勝(95年、07年)は、いずれも南アフリカが制している。前回大会も含めて過去3度の決勝で被トライ0と、数字の面でも守りの堅さが浮き彫りになっている。もっとも、ニュージーランドもロースコアの試合展開に弱いわけではなく、決勝の勝者として最多得点(15年、34得点)と最少得点(11年、8得点)の双方の記録を保持している。 その他、決勝にまつわるトリビアに注目すると、「過去9大会は全て前半にリードを奪ったチームが優勝」「決勝で複数トライを奪った選手は皆無」などがある。果たしてジンクスは継続されるのか、あるいは破られて新たな記録を打ち立てるチームや選手が誕生するのか。一瞬たりとも目を離せない頂上決戦となりそうだ。
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