【メジャーの旅】大リーグのさまざまな施策が効果発揮、スピード＆パワーで観客増 アクーニャＪｒ．は前人未到の「４０本塁打＆７０盗塁」

昨年からア、ナ両リーグともプレーオフ出場球団数が合計１０球団から１２球団に増加。それによって消化試合が減り、ペナントを諦めて再建に移行するチームも減少。最後まで地区優勝やワイルドカード獲得を賭けた戦いが多くなった。

また、今年からレギュラーシーズンの対戦方式が変わり、全球団が他２９球団と総当たり。それ故、交流戦でスター選手の競演が増加。エンゼルス・大谷翔平投手などは全米各地で人気を呼び、敵地のファンから熱烈なラブコールも受けた。 さらに新ルールとして投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」を導入。その結果、昨年に比べて試合時間が２４分も短縮され、平均２時間４０分。延長戦を除いて３時間半以上掛かったゲームは９試合だけ。まさに効果絶大だった。 それ以外にも本塁を除く各塁のベースを拡大。メジャー全体の盗塁数による試合のスピード化が主な目的であり、実際に１９８７年以来最多となる合計３５０３盗塁をマーク。当時のパワーとスピードにあふれた迫力ある野球が戻ってきた。

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