」と思いを語るのは本田技術研究所オートモービルデザイン開発室プロダクトデザインスタジオアシスタントチーフエンジニアの矢口史浩氏だ。「ミニバンネイティブ世代にもっと安心できること、そして家族の成長とともに自由に柔軟な空間を使えるということを大切に開発した」という。そして、「もっと遠くに行きたくなったり、もっと遊んでみたくなったりする気持ちを後押しできるような空間づくりを行った」と話す。
矢口氏は、「家族みんなが安心して過ごしてもらうために、まず行ったのは空間全体を心地良い素材で包み込むような空間作りだった」と述べる。エクステリアデザインは、フロントガラスの下端、そしてサイドガラスの下端が、一直線で水平に繋げている。インテリアでは、「そこに沿うようにソフトパッドを配置。その結果どの席に座っても外の景色が良く見えるようにしている」という。パッケージデザインを担当した本田技術研究所デザインセンターの市川聡子氏によると、視界に関しても相当なこだわりがあるという。「交差点で歩行者を見つけやすくするために、Aピラーを70mm手前(後方)に引いた。また三角窓を廃止し、ドアミラーをドアスキンマウントにすることで、見えるエリアを増やし、さらにボンネットフードは、覗き込んだ時に端がしっかり見えるように工夫した」と述べる。矢口氏も、「すっきりとした視界には非常にこだわった」という。「ワイパーはもちろん、フロントのデフロスターやスピーカーなど、運転席に座った時に(それらがあることで視界が)見えにくくならないように隠している。またガラスに反射して煩わしさを感じさせないように、アッパー面に複雑な
助手席前にある上面部分などを含め、手が触れるところには、「良い素材を使い、ステッチを入れるなどで非常に上質なつくりをし、実はタグなども作った」と矢口氏。助手席前のアッパー部分を開けると、「ボックスティッシュがすっぽりと入るようにユーティリティも考慮。下にも薄型のボックスティッシュが入る」とのことだ。 矢口氏によると2列目にもこだわりがあるという。それは超ロングスライド機構だ。「スライド量は他社を圧倒するくらいのレベル(最大865mm)である」という。さらに市川氏はこの最大の特徴として、「シートサイドにあるレバーによりワンタッチで色々と動かせる。レバーを半分引くと、前後に動かせ、更に一番上まで引くと360度自由に動かすことが出来る」と説明。例えばシートを中央に寄せ一番前に移動させることで、「ドライバーから赤ちゃんに手が届く、赤ちゃんお世話モードが実現出来る」など様々な使い方が想定されている。更に2列目シートはベルトがシートバックに内蔵になっているので、チャイルドシートを装着したままでも、3rdシートへの乗降性を確保している。
また矢口氏によると、「フロアのピースマットの敷き方や色遣い、部品と部品の合わせにも気を使った。床下がすっきりしていると広さを感じ取ってもらえるので、こういったところもポイントだ」という。また、3列目はダイブダウンというステップワゴンオリジナル機構を採用。ただし、先代は「少しシート座面が硬くて柔らかさを感じ取ってもらえなかったので、今回20mmも厚くし、座り心地を向上させた」。更に1、2列目だけでなく3列目のサイドにも柔らかいソフトパッドを配し、「どのシートでも心地の良い空間が作り出せている」とこだわりを語った。
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