見とれた。芝コース5ハロンで最終追い切りを終えたドウデュースの、最後の伸び脚。例えるなら…重戦車が、弾丸のスピードで駆け抜けた。高速回転する四肢だけ見れば、騎乗した前川助手は軽く促す程度だったのが信じられない。ゴール板を過ぎても、まだ伸びている。その姿を見つめながら、「レースみたいだったな…」とぼう然としていた。
2週前追い切りでは、栗東・CWコースで6ハロン79秒5―11秒0の猛時計。現地では軽めだろう、という予想を、いい意味で裏切られた。さらに、友道調教師が「こちらの計測で(ラスト1ハロン)10秒台。無理していなくてあの時計」と言うのだから驚くほかない。“やりすぎ”の心配もなさそうだ。 何より安心したのは、追い切り後のメディカルチェックを一発でクリアしたこと。左前肢ハ行のため、レース2日前に出走取消となった昨年を思えば、ここが最大の壁だったと言っても過言ではない。「『This year is OK』と言われました」とほほ笑む指揮官を前にして、私も思わず頬が緩んだ。 この日の記者会見では、友道師にイクイノックスに関する質問も飛んだ。世界最強馬を負かした馬としての立場を問われ、「先に引退して種牡馬になったイクイノックスの価値も、ドウデュースのドバイの結果で一層上がると思う」。世代を引っ張ってきた2頭のうち、片方がターフを去っても、まだ切磋琢磨(せっさたくま)が続いている―。そう考えると、胸がじんわり熱くなった。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: YahooNewsTopics - 🏆 79. / 51 続きを読む »
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »
ソース: modelpress - 🏆 110. / 51 続きを読む »
ソース: ExciteJapan - 🏆 125. / 51 続きを読む »
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »