力を失った目で電光掲示板を見ていた。7月24日、東京五輪400メートル個人メドレー予選最終組。瀬戸は大会最初のレースで同組5着、全体9位で敗退。世界ランキング1位が決勝進出を逃した。取材エリアで予選11位だった20歳井狩裕貴が「え、瀬戸さん、落ちたんですか。まじかー」と絶句。競技初日の波乱だった。スタートから順調だった。得意のバタフライからトップ。背泳ぎ、平泳ぎを終えて2番手に体ひとつリードを保った。しかしラスト50メートルで風向きが変わった。最後の自由形で海外勢が猛然とスパート。プールの真ん中、4レーンの瀬戸は左右2人ずつに並ばれ、抜かれた。瀬戸の4分10秒52は、自己ベストよりも4秒43も遅かった。だが何よりも決勝進出ラインの8位が4分10秒20。これは19年世界選手権銅メダル相当のタイムだった。レース直後の発言もあり、甘い見立てのために、自国開催の五輪で金メダルのチャンスをふいにしたと捉えられた。東京五輪から3カ月後の10月下旬、瀬戸が重い口を開いた。五輪の400メートル個人メドレー予選落ちについて「危険スイッチというか『レッドゾーンだぞ』とビビッとくる自分の感覚がなかった」。痛
<2>16年リオデジャネイロ五輪の記憶 リオ五輪予選では自己ベスト4分8秒47を出し、全体2位で通過した。しかし翌日の決勝は疲労が抜けずに後半に失速して銅メダル止まり。その苦い経験が頭の中に残っていた。 <3>予選の記録アップ 米国のテレビ中継に合わせて、予選は午後で、翌日の午前が決勝だった。半日後の決勝に照準を合わせるため、予選のタイムは大幅に上がらないと予想。実際、短いレース間隔が響いて決勝8人中7人が予選からタイムを落とした。「余力を残して決勝」は妥当な戦略だったが、体が動きやすい夜の予選で、ライバルたちの通過タイムが想定以上に上がった。 <4>レース感覚の欠如 コロナ禍で20年春の五輪延期から国内試合は軒並み中止。昨秋の女性問題で2カ月半の活動停止処分も受けた。もともとレースを重ねて調子を上げるタイプ。...
童話の裸の王様は悪いことしてないのに
瀬戸選手がデッサンのモデルだったら、地獄。
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