【コラム】プーチン氏の戦争が迎える結末、6つのシナリオ-クルス

  • 📰 BloombergJapan
  • ⏱ Reading Time:
  • 36 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 18%
  • Publisher: 68%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

ロシアのウクライナ侵略戦争がどのような結末を迎えるのかは誰にも分からない。しかし、ほとんどのシナリオは悪いか、その悪いよりもさらに悪い展開をたどる。頭を整理するため、まずはプーチン大統領とネズミの逸話から考えてみよう。

なぜプーチン氏は、この逸話がロシアウォッチャーの間で繰り返し語られるように仕向けたのだろうか。遠回しに脅しているという見方が大勢だ。つまり、プーチン氏自身がそのネズミであり、しかも核の爪を持っているのだから追い詰めるなよという暗黙のメッセージだ。 ネズミの目から見ると、廊下は八方ふさがりだ。それを踏まえた上で、以下の6つのシナリオを考えてみよう。 ウクライナの英雄的な防衛努力が実際にロシア軍を撃退するとは軍事力から見て考えにくい。しかし、当然それは世界の大部分にとって好ましい結末だろう。傷を負いながらも勝利したウクライナは団結を深めた欧州連合(EU)と連携し、西側民主主義諸国との統合を加速させるだろう。北大西洋条約機構(NATO)は新たな目的意識を持つようになる。台湾に目を向けている中国は、自らトラブルを起こすことをためらうだろう。

ロシア国内とウクライナで反対意見を弾圧するため、プーチン氏はロシアの警察国家化を完了させ、言論の自由は完全に失われることになる。プーチン帝国は国際社会から永久に見捨てられ、世界には新たな鉄のカーテンが現れる。 それほど劇的には攻撃をエスカレートさせず、完全な敗北を避けるために必要な兵力だけをウクライナに送り込むかもしれない。そうなれば、かつてのアフガニスタンのようにウクライナは泥沼化しかねない。 この場合、プーチン氏は西側がウクライナのためにロシアに報復することはないと踏んでいるのだろう。なぜなら西側が報復すれば、より大きな「戦略」兵器による核の応酬を引き起こし、相互確証破壊(MAD)に至るからだ。しかし、ネズミがそうだったように、プーチン氏はそのリスクさえ冒しかねない。 より楽観的なシナリオもある。プーチン氏がプロパガンダと虚報で情報のカーテンを作り上げたとしても、同氏の無謀な侵略とその危険性を十分な数のロシア国民は理解している。彼らが反乱を起こすことはあり得る。それはアレクセイ・ナワリヌイ氏のような反体制派指導者を中心とした幅広い運動という形を取るかもしれない。あるいは、エリート層内部でのクーデターかもしれない。

中国は今回のプーチン氏の攻撃について深く葛藤している。他国の国家主権を侵害しているからだ。国家主権の問題は、仮に中国が台湾をのみ込む(習氏は台湾を中国の一部と見なしている)とすれば、米国に干渉しないよう要求する際に持ち出すであろう原則だ。そして比較的小規模ながら急速に核兵器を増やしている中国は、戦術核の使用とそれがもたらす世界の混乱を容認しないはずだ。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。

今回の戦争の利益者は、現時点では バイデン政権であり、国としては中国。 気になるところ。

欧米からしたら、短期で解決は望まないだろ。 焼け野原が二つ出来て、ルーブルが紙くずになれば、国土の復興って新しい投資先ができるんだから。 欧米中心の多国籍軍の準備に半年はかかるから、そのタイムラグをプーチンが利用して、核を使うかもな。

Russia will be a vassal state of China soon if not already. Get ready Asia, and no you don't have a choice.

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 4. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

【未来の侍たち】オリックス来田涼斗 “師匠”吉田正ばりスイングで侍ジャパンに名乗り上げる - 野球の国から - 野球コラム : 日刊スポーツ将来の日本を背負う若侍がいる。3月に予定されていた強化試合・台湾戦(東京ドーム)は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、23年3月には第5回ワールド・ベー… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »

コラム:ロシア中銀制裁とルーブル暴落、日本企業にも大打撃の構図ロシアのウクライナ侵攻を受け、主要7カ国(G7)など西側諸国による対ロシア制裁の中で国際銀行間通信協会(SWIFT)のネットワークからのロシアの銀行排除が注目されているが、もっと大きな損害をロシアに与える制裁が発動されている。ロシア中銀を対象にした制裁だ。この制裁によってルーブル防衛のためのドル買いができなくなり、ルーブルがどこまで下がるのか見えなくなってしまった。
ソース: ReutersJapan - 🏆 90. / 51 続きを読む »

令和ロマン高比良くるまのおすすめネタ動画 | 今日はどのネタ見よう? 11人目芸人オススメのネタ動画を紹介する企画「今日はどのネタ見よう?」。なぜそのネタが好きなのか、どんな影響を受けたのか、芸人たちが厳選した3本のネタ動画に彼らのレビューを添えて掲載していく。11人目は令和ロマン・高比良くるま。...
ソース: owarai_natalie - 🏆 25. / 63 続きを読む »

コラム:ウクライナ危機対応に悩むインド、難しい立ち位置確保インドはウクライナ問題でバランスが取れた立ち位置を手に入れるのに苦労するだろう。モディ首相は欧米諸国から対ロシア政策で共同歩調を取るよう圧力を受けている。しかし地政学的な情勢が急速に変化しているため、決断には他国よりも神経を使いそうだ。 BRICS の契約とかするからこうなる。 🤔 とりあえずロシアと付き合っててもいい事ないんじゃない?
ソース: ReutersJapan - 🏆 90. / 51 続きを読む »

コラム:ウクライナ問題が迫る2%物価目標の見直し=鈴木明彦氏2月の東京都区部の消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)は、エネルギー関連の価格上昇が影響して、前月比0.3%と高めの上昇となった。前年同月比でも0.5%と小幅な上昇が続いている。1月の東京都区部のCPIは「Go Toトラベル」停止の影響がはく落したことにより、前年比上昇率は0.2%まで低下していたが、2月はこの縮小を解消したことになる。
ソース: ReutersJapan - 🏆 90. / 51 続きを読む »