椋木を初めて見たのは（入学前の）８月の練習会です。線が細いけどいい球を放るな、というのが第一印象。ウチに来て体重が増え、環境にも合っていたと思います。一番伸びたのは球速。最初は１４４キロでしたが、１年の春にすぐ、１４７キロまで上がりました。
今年２月のキャンプ中に左脇腹を痛めました。ドラフト１位のプレッシャーもあり、頑張りすぎたのかな。「１位は特別、別格だぞ」と僕も期待をかけていましたから…。中嶋監督からも連絡をもらいました。「あの投げ方だと肘や脇腹を痛めやすい」と。けがの功名じゃないけど、いい機会。早めに（フォーム修正を）できてよかったと思います。気持ちを内に秘めるタイプ。大学２年で右肩を痛めた時も、しんどいことを経験して、成長して戻ってきました。プロ野球選手としてのアドバイスは少しです。ドラフト１位のプレッシャーとか、僕は分からない（８９年ドラフト３位）ので…。プロの世界で、１年でも長くやってもらいたいですね。（おおつか・こうじ）１９６７年８月２６日、神戸市生まれ。５４歳。育英高から東北福祉大に進み、外野手として活躍。同期に佐々木主浩投手（元マリナーズ）。８９年ドラフト３位で西武に入団。９８年日本シリーズでは６打席連続安打（当時のシリーズ新）。２００１年の引退まで現役１２年間で通算４６６試合に出場し、打率２割５分８厘、７本塁打、７０打点、１５盗塁。１３年から２年間、日本ハム１、２軍で外野守備走塁コーチ。１５年７月から東
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