パリ五輪開幕まで1年を切った。五輪初出場と金メダル獲得に挑むフェンシング女子サーブル日本代表の木村毬乃(まりの)さん(30)=大津市出身、フリー=は、日々厳しい代表練習やトレーニングに励んでいる。しかし、悲壮感はまったくない。「2年前にフリーになり、遠征費も苦しい。30歳で貯金ゼロなんて情けないのですが、今、初心に戻っています。キラキラしていた高校時代のように」。そんな木村さんに話を聞いた。パリ五輪出場を決めるには、今月10日の東京都選手権と同16、18の両日に開かれる全日本選手権で好成績を収めるのが前提。その後、11月から来年3月まで開かれるワールドカップ6大会で、ベスト16のポイントが求められる。両親、おじ、おばがフェンシング競技出身で、生まれたときからフェンシングに親しんだ。ただ、小中学校時代は、アルペンスキー、バドミントンをしていた。高校はフェンシング部のある滋賀県立石山高校(大津市国分)に進み、入学初日に入部した。高校2年でジュニアオリンピック大会に優勝して国内のトップに立つ。3年のインターハイも準優勝。同年、最年少(当時)で日本代表入りし、シニアの遠征に参加した。ただ、順風
「大学2年の冬、前十字靱帯(ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、国立スポーツ科学センター(JISS)でリハビリをしました。そのときに知り合ったプロサッカー選手などいろいろな競技のトップアスリートに『自分らしく、毬乃らしく頑張ればいいよ』と背中を押していただいた」「フェンシングに集中できる環境だったが、いろんな思いを紡いでいきたいと考えた。より応援してくれる仲間と歩み、いろんな人と仕事や活動ができるようにとフリーとして活動を始めました」 決して平坦(へいたん)な道のりではない。代表の海外試合も自己負担で、金銭面の苦しさはあるというが、「今は心の自由がある。日々幸せな気持ちを持って心からフェンシングを楽しめている自分がいます」という。そして、「私の考えに共感してくれる人とともに歩み、私の活動や笑顔がみんなの笑顔に変わるように結果を残せたらいいなと思っています」と希望を語る。「自身の集大成。必ず奇跡を起こす。そして、応援してくれるみなさんに恩返しをしたい」。さらに、「心から楽しんでプレーすれば、フェンシングという競技に興味を持っていただけるはず」ともいう。「金メダリストとして出場したい。そうすれば、きっと多くの人と幸せを共有できると思います。私の大好きな琵琶湖や愛する滋賀への愛を多くの人に届けられるきっかけとなるような大会にしたい」
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