“藤原効果”でスピード感のある大補強が完了なら、まさにけがの功名ですね。矢野阪神は「フロントの戦争」と評されるオフの補強をほぼ完了しました。ドラフト会議で４球団競合の佐藤輝明内野手（２１）＝近大＝を獲得したのを皮切りに、新外国人選手として３番候補のメル・ロハス・ジュニア外野手（３０）＝韓国ＫＴ、ロッテを自由契約になった日米通算９５勝のチェン・ウェイン投手（３５）を獲得。一度は自由契約公示となった今季のセーブ王・ロベルト・スアレス投手（２９）の再契約も大枠で合意。さらに韓国斗山で今季２０勝のラウル・アルカンタラ投手（２８）の獲得交渉も大詰めです。多額の投資をスピーディーにやり遂げた最大の理由は、藤原崇起オーナー（６８）の球団社長の兼務。球団の決定が即、本社決裁につながったことですね。投資額に見合った戦力補強となったことを後は願うばかりです。矢野阪神に本当の追い風が吹き始めているのでしょうか。昨季が３位、今季が２位で、来季こそ１６年ぶりのリーグ優勝を狙う阪神は今オフ、着々と戦力補強を進めました。ドラフト会議で４球団競合の即戦力野手の佐藤を獲得したのが最高の滑り出しで、その後も３番候補のロハ
今オフはフリーエージェント（ＦＡ）市場には手を出さなかったわけですが、それでも外国人４選手との交渉では複数年を含めた巨額な金額が提示されている様子で、阪神球団は１０億円を超える札束を惜しみなく補強につぎ込んだことが見て取れます。
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