アニメ『UFOロボ グレンダイザー』は、1975年から1977年にかけて放送されたテレビアニメ『マジンガー』シリーズ(1作目は『マジンガーZ』、2作目は『グレートマジンガー』)の3作目。主人公のデューク・フリードと彼が操るグレンダイザーが、第二の故郷である地球を守るために “ベガ星連合軍”と死闘をくり広げる。フリード星の住人の脱出を助けながら目的地である宮殿へ向かうと、 “円盤獣フイフイ”が出現。円盤獣は宇宙生物を改造したベガ星連合軍のロボットで、さまざまな場面で対峙することになるボス敵だ。このボスが思いのほか強く、筆者はまさかの敗北を喫するが、どうやら負けイベントだったらしい。ムービーへと移行し、圧倒的な戦力の前に膝をつくグレンダイザーが映し出された。あまりの絶望的な状況に、テレビの前で見ている子どものように「がんばれぇ!」と応援したくなってしまった。
グレンダイザーがベガ星連合軍の手に渡ることを恐れたデュークは“戦闘円盤スペイザー”とドッキングしてフリード星からの脱出を図る。戦闘円盤スペイザーはグレンダイザーが飛行する際に用いるメカ。ドッキング時にはアニメさながらの専用演出もあり、毎回魅入ってしまう。本作のムービーは気合いの入りようがすごいので一見の価値ありだ。多彩な武装があったり、操作性がよかったりと、グレンダイザーはかなり頼もしい存在だが、対峙するベガ星連合軍も一筋縄では行かない。ザコ敵の中には、バリアーでダメージを一時的に無効化する者もいる。そういった敵は、HPゲージの上に武装アイコンがいくつか表示される。対応する武装を当てることでアイコンが消えていき、すべて消せればバリアーが解除されてダメージが通るようになる。その都度、敵に応じた立ち回りが必要になるので、「このコンボなら効率よくダメージを与えられるかも」など、あれこれ考えながら戦うのがとても楽しい。
プレイしていてつねに感じたのは、作り手の並々ならぬ熱意。本作は「ただ人気だからグレンダイザーを題材にしてゲームを作った」ではなく、「グレンダイザーが好きすぎてゲームにしてみた」というタイプの作品。本作の要素の中でも筆者はムービーなどの演出とグレンダイザーのアクションに感動させられた。 グレンダイザーのアクションもかなりよかった。回避を織り交ぜたスピード感のある戦闘や多彩な武装を組み合わせてコンボを繋げる気持ちよさ、敵に応じて立ち回りを変える戦略性など、アクションゲームのおもしろい要素がしっかり詰め込まれていて、グレンダイザーを知らない人でも遊べるクオリティーに仕上がっている印象を受けた。 「キャラゲーだから」「グレンダイザーを知らないから」と、食わず嫌いするのはもったいないのでは? と思えるぐらい作り込まれている。また攻撃モーションや武装の特徴もうまく表現されており、“グレンダイザーでアクションゲームを行う意味”がしっかりと成されていたのも印象深い。ちなみに難度は簡単過ぎず難し過ぎない、いい塩梅。逆にソウルライクなどの高難度が好きな人にとってはかなり物足りないかもしれない。Developed by Endroad. Produced and Published by Microids. Additional development by Microids Studio Paris. Published and Distributed by 3goo K.K. in Japan.
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