はオープニングデモの「そのグルガンぞくのおとこはしずかにかたった」という一文が印象深いです。いきなりグルガン族と言われて何のことだと疑問に思った人も多いハズ。グルガン族は作中に登場する第六感の発達した民族なのですが、冒頭で架空の民族の名前を出すことで、グッと世界観に引き込まれる仕掛けになっていました。からなので、リメイク版で統一されたわけですね。ファミコン版のモーグリは「ニャ―」と言ったりするので、いまとなってはレアです。は、ジョブチェンジシステムによって多彩な戦略を楽しめるのも特徴でした。その重要性を教えてくれたのが、中盤に登場するガルーダというボス。このガルーダはパーティ全体に大ダメージを与える“かみなり”を使ってくるのですが、竜騎士の“ジャンプ”を使っていれば喰らわずに済み、ラクに倒すことが可能でした。当時のカワチ少年はいま以上に脳筋の小学生だったので、そのことに気付かずに何度も全滅しました……。ですが、自分としてはガルーダ戦がいちばんトラウマです。なお、リメイク版には隠しボスとして“てつきょじん”が存在しており、これがかなりの強敵で新しいトラウマになりました。
ストーリーに関しては、水の巫女・エリアとの悲しき別れや大魔導師のドーガ&夢の世界の番人であるウネとの戦いなど、ドラマチックな展開がたくさんありました。個人的に思い入れがあるのは4じいさん(4人組のじいさん)。彼らはアムルに暮らしている自称・勇者で、最初は主人公たちのことを認めずに対立します。それが、モンスターに襲われているところを助けられたことで見事に和解。登場するときの軽快な音楽とコミカルなビジュアル、自分たちのことを勇者だと思い込んでいるお茶目な性格でお気に入りのキャラクターでした(笑)。には終盤で出会う仲間たちに胸アツな展開がありますが、4じいさんもその一員として登場します。出会った頃はゴブリンに襲われてピンチだったのに、どうやって終盤の主人公のところまでやってきたんだろう……。しかし、じいさんたちが主人公たちのために頑張って駆けつけてくれたと思うと感動しました……。自分はもしも、この記事を読んで4じいさんを思い出せない人がいたら、ぜひこの機会に
をプレイしてもらいたいです。なお、ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータなら、オリジナル版そのままのものがプレイできますよ(あ、もちろん、色褪せぬ名作なので4じいさんに関係なく全人類にプレイしてほしいです!)。
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