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【ニュース】『FF15』はかつて“カナダのスタジオ”Eidos-Montréalでも開発されかけていた。しかし実現せず

『FF15』の開発は紆余曲折を経たとされている。もともと『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』として開発されていた作品が、2013年に『FF15』へと改題。ディレクターの交代などを経て、2016年11月に発売された。開発期間中にはさまざまな試みがあったと予想されるが、なんとスクウェア・エニックスは同社傘下でカナダを拠点とするEidos-Montréalに制作を任せることを検討していたようだ。

Eidos-Montréalに2019年まで約12年間在籍していたJonathan Jacques-Belletête氏は、TrueAchievementsとのインタビューにて、『FF15』を作ろうとしていたと語った。同氏は『Deus Ex: Human Revolution』にアートディレクターとして関わり、『Deus Ex: Mankind Divided』にはエグゼクティブアートディレクターとして関わっていたという。会社の中心スタッフだったのだろう。そんな同氏含む開発チームはかつて『FF15』の開発に臨んでいたという。しかし最終的には『FF15』の開発は日本に戻されたとのこと。Jonathan氏は、自分たちの『FF15』はとてもクールだったとして、日本に戻した決断は大きな間違いだったと思い返している。

Eidos-Montréalが『FF15』に関わっていたという噂が出るのは今回が初めてではない。YouTuberでありジャーナリストのSuper Bunnyhopは2018年に、スタジオ従業員からとされる匿名の証言などをソースに独自報道している。Eidos-Montréal の上層部は2011年後半、当時の社長であった和田洋一氏からの「新たなFFを作らないか」との助言を受けて、Project Wなる新作に着手。欧米受けを意識した、宇宙を舞台としたSci-Fiスペースオペラものとして作成していたという。チームは同作を日本のスクウェア・エニックスでプレゼンしたものの『FF』としては認められなかったとのこと。オリジナルタイトルとして開発が続けられたものの、その後和田社長の辞任なども影響し制作は中止になったと、Super Bunnyhopは報告している。

Jonathan氏のコメントと、Super Bunnyhopの報告は、話として矛盾はない。スクウェア・エニックスがどれほど本気であったのかは不明だが、カナダのスタジオに『FF』を作れるか試していた可能性はあるだろう。ゲームを開発する上で、さまざまなスタジオにプロトタイプを作らせるのはよくあること。とはいえ、カナダのスタジオが『FF15』の開発にチャレンジしていたというのは興味深い。 紆余曲折を経て、『FF15』は日本で開発されリリースされた。賛も否もあるものの、発売から5年半経ち売上は1000万本を突破。数多くの祝福が寄せられており、根強く愛される作品となった。そしてEidos-Montréalは先日にEidosグループのひとつとして、スクウェア・エニックスからEmbracer Groupに売却されることも決定。2022年7月から9月に譲渡がおこなわれる。ゲーム開発の大変さと、それをとりまく環境の目まぐるしさとが垣間見える。

 

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