「日本アニメは一部のニッチ層に好まれるサブカルチャーではなく、明らかにサウジアラビアの主要エンタテインメントのひとつになっています。来場者の年齢層にも偏りがなく、何より印象的だったのは多くの女性が楽しんでいたことでした。私は5年ほど前から仕事で現地を訪れていますが、当時は男女が一緒にエンタテインメントを楽しむ姿は見られませんでした。サウジアラビア社会は大きく変わりつつあります」(高橋氏)『ジェッダ・シーズン2022』の体験型イベントエリア「アニメビレッジ」(C)2002 MASASHI KISHIMOTO / 2007 SHIPPUDEN All Rights Reserved.
「サウジアラビアの人々は、日本のアニメが大好きです。それはやはり豪華でエレガント、保守的、そして礼儀正しさといった日本文化の特徴が、サウジアラビアの価値観とも共通しているからだと思います」(セラ社/ライアン氏) サルマン皇太子が運営するミスク財団ではアニメクリエイターの育成にも取り組んでいる。2021年にはミスク財団の子会社・マンガプロダクションと東映アニメーションが共同制作した長編アニメ映画『ジャーニー』が公開された。サルマン皇太子の改革路線によってエンタテインメントは急速に解禁され、映画館が続々と建設されている。さらに、2019年には同国初の日本のアニメイベント『サウジ・アニメエキスポ2019』が開催され、3日間で3万7800人が来場した。
1980年代より人気の素地があったとはいえ、それまで日本のアニメはテレビ画面を通してのみ楽しむ「閉じられたエンタテインメント」だった。そこへ「体験する」という刺激的な楽しみ方がもたらされ、エンタテインメントへの飢餓感からの解放も相まって、アニメ熱が一気に点火しているのがサウジアラビアの現状のようだ。2018年には女性の自動車運転が容認されるなど、サウジアラビアの宗教的規制は徐々に緩和されている。とはいえ、今年ピクサーのアニメ映画『バズ・ライトイヤー』が、同性愛描写によりイスラム諸国で上映禁止となった。
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