オークとは、J・R・R・トールキン著『指輪物語』に登場する種族。第一の冥王メルコールによって創造された生き物で、人間というよりもむしろ獣の姿に近い。メルコールが滅びた後も頭角を現したサウロンに仕えた醜悪な種族であり、中つ国第三紀に起こる指輪戦争でも強力な兵力として、ホビットやエルフたちの前に立ちはだかった。
中つ国第二紀に迫る「力の指輪」でもオークは健在。その容姿には映画3部作からアップデートが施されており、全体的なデザインが踏襲される一方で、オリジナリティもうかがえる。本シリーズで製作総指揮を務めるリンジー・ウェーバーによると、デザインは時代の違いに反映されているという。本シリーズで描かれる第二紀は、第三紀の数千年前を舞台にしており、デザインの構想にあたっては「その時代で独自の文化を持つ」オークを意識したそう。 「私たちは、第二紀のオークがどんな存在なのか、たくさん話し合いました。彼らの容姿には変化があって、より粗野で生々しい、第一紀の終わりに近いような姿がふさわしいように感じました。彼らはまだ軍隊として完全に組織されていないですし、どっちかというと散らばってゴミ漁りをしてきたような存在なんです。」特に一体、すごく大きくて強いオークがいるんですけど、エルフのキャラクターと面白い戦いを繰り広げるんです
なお、本シリーズでのオークの再現には、特殊メイクが採用されている。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でも俳優に特殊メイクが施されてオークが再現されたが、続く『ホビット』3部作のオークにはCG処理が行われていた。「力の指輪」では、久々に実写オークが帰ってくる。
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