『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』で聖杯が収められている神殿の外観は、世界遺産であるヨルダン・ペトラ遺跡で撮影された。当時の国王フセイン一世は撮影に全面協力し、特にアメリカ生まれのヌール王妃は自分の子どもたちを伴ってスピルバーグを毎日撮影現場まで車で送迎した。ラストに登場する4頭の馬は、国王所有の馬だという。1985年にユネスコの世界遺産に登録されたものの、知られざる存在だったペトラ遺跡は、映画公開後に劇的に観光客の数が増えた。
ちなみに、本作のヴィランである大富豪ドノヴァンが偽の聖杯の水を飲んで一気に老化して骸骨になるシーンは、ハリウッド史上初の完全デジタル合成撮影だとされている。演じるジュリアン・グローヴァーは、老化の特殊メイクをほどこして数段階に分けて撮影し、骸骨の人形を撮影した映像とデジタル技術で融合させ、1テイクとしてフィルムに戻した。2008年、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のプレミアが行われたカンヌ国際映画祭にて。ジョージ・ルーカス、ハリソン・フォード、スティーブン・スピルバーグが揃って出席した。1980年代に作られた3部作で完結したものの、紆余曲折を経て前作から19年ぶりの続編となったのが『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』だ。2000年に一堂に会する機会を得たスピルバーグ、ルーカス、製作のフランク・マーシャルと妻のキャスリン・ケネディは「再びインディ・ジョーンズ映画を作る経験を楽しみたい」と意見が一致し、企画がスタートした。舞台は1930年代から1957年に移り、ストーリーも冷戦時代の1950年代を意識した内容になっている。
当初は2002年公開を目標に、『シックス・センス』(1999)で一躍注目されたM・ナイト・シャマランが脚本を任された。ところが、シリーズの大ファンだったシャマランは、大好きな作品を手がけるプレッシャーで降板。その後に起用された『ショーシャンクの空に』(1995)のフランク・ダラボンによる「元ナチスがインディを追う」という内容をスピルバーグは気に入ったが、ルーカスの反対で没に。ルーカスとジェフ・ナサンソンの原案を、『宇宙戦争』(2005)などのデヴィッド・コープが最終的にまとめて脚本が完成した。
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