アメリカにおけるTwitterとニュースの関係について新たな調査結果を報告したのは、ピュー研究所のコリーン・マクレーン氏ら。マクレーン氏らは2021年5月17日から31日にかけて2548人のTwitterユーザーにアンケート調査を実施し、その結果を分析しました。
その結果、被験者がTwitterを利用する目的としては第1位に娯楽が挙げられ、ニュースは第2位でした。しかし、ニュースは主な利用目的とはいえないにもかかわらず、被験者の69%が「Twitterでニュースに関する情報を得ている」と回答。ニュースに関する情報を得ていないと答えたのは30%で、無回答が1%でした。Twitterのニュースの信頼性に関しては、7%が「かなり信頼している」、60%が「ある程度信頼している」、29%が「それほど信頼していない」、3%が「全く信頼していない」と回答しました。 Twitterのニュースに対する信頼性については、ユーザーの「支持政党」が大きく関わっていることも判明しています。民主党支持者ないしは民主党寄りというユーザーの場合は74%が「かなり信頼している」「ある程度信頼している」と回答したのに対し、共和党支持者ないしは共和党寄りというユーザーの場合は52%にとどまりました。
また、「Twitterがアメリカの政治に与える影響」も支持政党によって異なります。民主党支持者の場合、47%が「Twitterがアメリカの民主主義に主に良い影響を与えている」と回答し、「主に悪い影響を与えている」と回答したのは28%にとどまりましたが、共和党支持者の場合は「主に良い影響を与えている」が17%、「主に悪い影響を与えている」が60%でした。