「BMIで健康を語るのはナンセンス」と専門家が指摘する理由とは?

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人間の身長と体重から算出されるボディマス指数(BMI)は肥満度を表す指数として広く使われており、ダイエットや肉体改造の際に「BMIで23以下を目指す」といった目標を掲げる人もいます。ところが、シドニー大学の医学・保健学科で肥満や心血管疾患などの研究を行い、「Interval Weight Loss for Life(人生のためのインターバル減量)」の著者でもあるニコラス・フラー博士は、「BMIで健康を語るのはナンセンス」と主張しています。

今日では病院やジムなどさまざまな場所でBMIが使われていますが、フラー氏は「BMIは人間の健康状態をスクリーニングするためのアクセスしやすくて安価な方法ですが、健康の単一の尺度として依存するべきではありません」と指摘。その理由について、以下のように説明しています。BMIは身長と体重に基づいて算出されますが、人間が病気になるリスクは体重ではなく「体脂肪」のほうに強く関連しています。もちろん、体脂肪が多ければその分だけ体重も増えるため、体重を用いたBMIでもある程度は健康状態を推測できるものの、体脂肪は少ないけど筋肉は多いといった人ではBMIがうまく機能しなくなってしまいます。

極端な例を挙げると、100m走の世界記録保持者であるウサイン・ボルト氏のBMIは「24.72」となり、あと少しで「太りすぎ」に突入することになります。また、史上最高のアメリカンフットボール選手として名高いトム・ブレイディ氏のBMIは「27.41」で、分類上は「太りすぎ」ということになってしまいます。

 

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