東武動物公園駅東口近くに「貸し棚」で小さな店を開いたり、ランチを楽しんだり、イベントを開いたりできるコミュニティー拠点「ひとつ屋根の下 100人商店街」(埼玉県杉戸町杉戸3)がオープンした。再開発で昔からの商店街が姿を消していくなか、新たなにぎわいと交流の形を提案しようという試み。7日にあったオープニングイベントには、県内外から多くの人が訪れた。
自分の好きなことを仕事にして小さく稼ぐスタートアップ事業「わたしたちの月3万円ビジネス(3ビズ)」に取り組む同町の「choinaca(ちょいなか)合同会社」の矢口真紀代表らが呼びかけ、クラウドファンディングなどで資金を集めた。 メインの「100棚商店」は、小さな棚(幅43センチ、高さ35センチ、奥行き40センチ)を月3300円でレンタルし、誰もが気軽に「自分の店」を持てるようにするもの。オープン時には約半分の50棚が、工夫をこらした展示で埋まった。個人やグループが手作りの雑貨やお菓子を販売したり、フリーランスの人たちが自分の仕事をPR展示したり、と使い方は自由。訪れた人たちは手に取ってながめたり、早速購入したりしていた。
学生の起業を応援するため、棚の権利を買ってプレゼントする取り組みも行われ、89人から計152カ月分の支援があった。武蔵野美術大4年、田中千尋さんはその権利を活用して、自作のビーズアクセサリーを展示販売する店を開いた。「何かやってみたいとウズウズしていた背中を後押ししてくれる環境はありがたい」と話す。ランチや飲み物などを提供するキッチンコーナーもあり、家族3人で隣の宮代町から訪れたという女性(26)は「とても楽しみにして来ました。たくさんのお店があっておもしろい」と話した。「ひとつ屋根の下」はもともと、杉戸町の駐輪場だった3階建ての建物。choinacaが3年前から3ビズなどの実験拠点として利用していたが、今回、内部を大幅に改装した。仕事や打ち合わせ、イベントに活用できるスペースなどもあり、手作りで少しずつ内装を整えていくという。
矢口代表は「3ビズは子育て世代の女性が中心だが、もっと多くの世代がいろんなことにチャレンジし、仲間とつながる場所を作りたいと思った。多くの人と力を合わせ、地域全体を明るく楽しくする、新しい『商店街』をこの場所から作り出していきたい」と話していた。【萩原佳孝】
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