「音楽はなぜ人に喜びを与えるのか」という長年続く議論は決着するのか?

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「音楽はなぜ人に喜びを与えるのか」という長年続く議論は決着するのか?(2018)

音楽と喜びの関係性について、中世ヨーロッパの音楽理論家たちは、アリストテレスの「旋律の音色が文章と一緒に働くことで、自然界を模倣する」という理論を支持していました。このような理論は詩の世界でも支持されており、「この世にある自然な感情」が作品の中で再現されることで、人は心地よさを感じるという考え方でした。

18世紀になると、このような考えは主流となっていき、「画家が自然の色合いや形を模倣するように、音楽家は音色、アクセント、吐息といった声の変化を模倣する。実際に、これらのサウンドは情緒や激情を発散する」と考える思想家もいたとのこと。 18世紀、理論家たちの多くは音楽の持つ「美の力」にますます興味を注いでいき、「音楽の形は感情の形を模倣しているのではないか?」「情熱を捉えることができる音色の変化があるのではないか?」という疑問が持たれるようになりました。外交官であり音楽理論家の もその1人で「喜びは私たちの生命力から生まれるものなのだから、喜びを表現する音楽は開放的な旋律の跳躍を使うべきだ」と考えたとのこと。「絶望は下がり気味のメロディーラインで」「早いテンポは欲望」「ゆっくりしたテンポは悲嘆」といったことも、マッテゾンは提唱していきました。「音楽の特徴と人間の感情を関係させていく」というマッテゾンの考えは、現代でもみられ、「運動をするときはアップテンポの曲」「泣きたい時はしっとりした曲」といった選択が行われることも少なくありません。

 

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