向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。
第68話は、佐田寅子(伊藤沙莉)は日本人男性・梶山裕司(菟田高城)とフランス人女性・梶山ルイーズ(太田緑ロランス)の離婚調停を担当。2人の間に生まれた梶山栄二(中本ユリス)は窃盗事件を起こし、両親ともに親権を手放したがっていた。責任を押し付け合う姿に心を閉ざしていく栄二。寅子は栄二を救う方法を模索する。一方、最高裁。「尊属殺の規定」に関する“ある判決”が言い渡される。最高裁の判事15人の中には穂高(小林薫)がいた…という展開。寅子は生理痛。優未は母の見送りなく、登校。「だって、優未とじゃキラキラしないから…」と猪爪直明(三山凌輝)に明かし、寂しげだった。寅子は調停委員とのミーティング、午後から審判2件、講演会、夜間相談の当番と多忙を極める。「尊属殺規定は合憲」の新聞記事。寅子は子どもたちに説明した。道男(和田庵)も猪爪家に来ている。「判決が覆らなくても、おかしいと声を上げた人の声は決して消えない。その声が、いつか誰かの力になる日がきっと来る。私の声だって、みんなの声だって決して消えることはないわ。何度落ち込んで腹が立ったって、私も声を上げる役目を、果たし続けなきゃね」
SNS上には「まず褒めてあげなよ」「寅ちゃん、誉めんかーい!完璧主義の押し付けダメ」「全肯定の直言パパの半分でいいから、優未ちゃんを褒めてあげようよ」「私とじゃ、お母さんはキラキラしない。優未はそう思っているのか…胸が痛いな」「法律に関してはめっちゃいいことを言っているけど、優未の方にちゃんと目を向けてないのが何とも」などと心配の声が相次いだ。母娘関係は果たして。
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