「絶滅した2種類の未知の人類」の痕跡が現代に生きるヒトのDNAに存在している

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現生人類はアフリカを起源として世界中に広まったとされていますが、その過程では約2万年前に絶滅したネアンデルタール人や、ネアンデルタール人から分岐したデニソワ人と交雑したことが明らかになっています。さらなるDNA解析の結果、現代のヒトのDNAにはこれまでに確認されていない「2種類の未知の人類」の痕跡が存在し、過去に現生人類と交雑していたことがわかりました。

で生物学を研究するJoão Teixeira氏らの研究チームは、ヒトのDNA中にはネアンデルタール人やデニソワ人以外にも、2種類の「既に絶滅した未知の人類」のDNA中が受け継がれていると発表しました。Teixeira氏は「私たちはそれぞれが過去の交雑イベントの遺伝的痕跡を残しています」「今回発見された未知の人類グループは広範囲に存在し、遺伝的に多様であり、私たちのDNAの中に生き残っています。絶滅した人類の物語は、私たちがどうやって進化してきたのかを考える上で必要不可欠な部分です」とコメントしています。

研究チームは現代のヒトのDNAをAIなどの力を借りて注意深く分析することにより、2種類の「絶滅した未知の人類」の痕跡を発見しました。さらにTeixeira氏らはヒトと未知の人類との交雑がどこで発生したのかを調査したとのこと。たとえばTeixeira氏によると現代のヒトのDNAはおよそ2%がネアンデルタール人由来だそうで、「これはヒトがアフリカを出てからすぐにネアンデルタール人との交雑が行われたことを意味しており、交雑イベントは約5万年前~5万5000年前に中東付近で発生したのでしょう」とTeixeira氏は述べました。 続いてヒトの先祖がユーラシア大陸を東の方向へ、つまりインドや東南アジアの方に向かって移動している最中に、ヒトはネアンデルタール人ではない新たな人類のグループと遭遇したそうです。Teixeira氏は、「少なくとも3種類の別の人類が東南アジアに住んでいたようであり、彼らが絶滅する前にヒトとの交雑が行われました」とコメントしています。

 

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DNAの痕跡が有るなら、進化した、と言うべきでは?

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