寄付された母乳(ドナーミルク)を早産の赤ちゃんに届ける「母乳バンク」の利用が広がっている。早産だと体調面などの問題から母がすぐに母乳を与えられないことも少なくない。臓器が未発達のまま生まれた子にとって病気を防ぐ効果が高い母乳は「薬」とされ、バンクは命をつなぐ役割を果たす。ただ運営主体は人員や資金面に課題があり支援拡充を訴える。「生死の境をさまよっている状態で、できることは何でもしてほしいと思った」。奈良県の女性(33)は2019年、予定より4カ月早く女の子を出産した。体重400グラム。「生存確率は50%」と告げられた。自らの母乳をあげられないことに複雑な気持ちはあったが、リスクが下がると聞き5日間ドナーミルクの提供を受けた。
娘はこの夏、5歳になる。大病はなく幼稚園に通う。女性はドナーへの感謝とともに「同時期に早産した知人はバンクの情報がなく(腸の一部が死滅する)壊死性腸炎で子どもを亡くした。どの病院で生まれても利用できる社会になってほしい」と思いを口にした。 国内の拠点は子ども用品メーカー、ピジョン本社内の「日本橋母乳バンク」(東京)、「日本財団母乳バンク」(同)、藤田医科大病院(愛知)の計3カ所。自宅などで搾乳したドナーから受け取り、殺菌処理し保管する。取り組みが本格化した18年以降、利用は順調に拡大。今年5月時点で、利用医療機関数は40都道府県の103まで伸びた。昨年度は1118人の赤ちゃんに届けた。
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