スクリューバイクは、奇妙なルックスだ。4輪のタイヤを搭載するが、すべてが進行方向に対して垂直に取り付けられている。つまり4輪とも、バイク本体に対して左右の方向にのみ回転する状態だ。ブルトン氏の動画では、屋外の駐車場でスクリューバイクにまたがった氏が颯爽とフレームイン。直進を終えると、その場で華麗にターンを決めて見せる。ターンの際も本体はほぼ傾かず、地面を滑っているかのようになめらかだ。めずらしい移動の秘密は、タイヤの構造にある。4輪のタイヤは、それ自身が回転するのに加え、全周に多数のローラーを搭載している。「メカナムホイール」と呼ばれる特殊なタイヤだ。ブルトン氏のスクリューバイクでは、右に45度振ったメカナムホイールと左に振ったものを、交互に4輪並べた。各ホイールの回転数を独立してコントロールすることで、例えば前後への推進力を打ち消し合い、左方向に水平移動できる。ブルトン氏はさらにプログラムを駆使し、停車中も倒れないバランス機構を開発した。本体の傾きを検出すると、バランスを取り戻す方向にタイヤが反応するため、完全に停車している際も倒れることがない。カメラを回しながら試運転に臨んだブルト
また、メカナムホイールを走行用に応用したロボットも研究されている。スクリューバイクと同じように、4つのメカナムホイールを連続して並べ、バイクのように走行する。ただしロボットの大きさは、高さ20cmほどと小型だ。 ブルトン氏はこのバイクを、人間が乗れるほどに大型化したいと考えた。しかし、バイクのタイヤにできるほど大型のメカナムホイールは市販されていない。最大のものでも直径25cmほどに留まり、まるで子供用の三輪車ほどのサイズだ。これでは小さすぎるうえ、値段も4輪で755ポンド(約14万8000円)と高価だった。 そこでブルトン氏は、ほとんどのパーツを3Dプリンターで出力。メカナムホイールを構成するローラーを自宅で大量生産し、木製のホイールを自作して周囲に取り付けた。ローラーは3Dプリンタによる出力でありながら非常に強度が高く、ハンマーで叩いてもクランプで押しつぶしてもびくともしない。作業用ロボットとは異なり、スクリューバイクは必ずしも実用性はない。しかし、変わった構造を自力で実現する情熱が注目を集め、ガジェット好きの視聴者の注目を集めているようだ。
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