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「新しい生活様式を自分で実践しますか」専門家会議に参加している公衆衛生学者に聞いた

<新型コロナ対策として打ち出された「新しい生活様式」。まるで校則のように細かいが...

2020/06/04 0:42:00

「新しい生活様式を自分で実践しますか」専門家会議に参加している公衆衛生学者に聞いた ―コロナ対策の「新しい生活様式」。まるで校則のように細かいが、専門家自身はどう行動しているのか。国際医療福祉大学の和田耕治教授に尋ねた by 西澤真理子 Literajapan

<新型コロナ対策として打ち出された「新しい生活様式」。まるで校則のように細かいが...

「新しい生活様式」──ニューノーマル(新しい日常生活)を送る上でのバイブルのようなリストが5月のゴールデンウイーク中に発表され、大きな反響を呼んだ。筆者の最初の印象は「校則のように細かい」だ。例えば「食事」の「対面ではなく横並びで座ろう」。あらゆる飲食店をカウンター式にしろとでも言うのだろうか。もちろん、これだけ細かいのには理由があるのだろう。そこで、公衆衛生学が専門で専門家会議にも出席している国際医療福祉大学の和田耕治教授に意図するところを聞いてみた。「自分を守り、相手を守る思いやりに満ちた行動の指標として使ってほしい。押し付けにならないように例として示した」。リストに込めた思いは、「皆が頭を使い、コロナリスクと付き合うために自分なりに試してみること」。

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新型コロナウイルスの流行は一過性ではない。ニューノーマルを強いられる窮屈な生活は2年続くかもしれない。そうであるなら無理がなく、実践できるものでないとならない。実際、和田教授自身はリストを全て守ることができているのだろうか。気になったのは、筆者が2011年の福島原発事故の際、福島県飯舘村でリスクコミュニケーションアドバイザーを務めた経験があるからだ。住民の信頼を獲得できるかどうかは、専門家が自らどう実践するかに懸かっている。いつから同僚や友人と飲み会を再開しますか? と和田教授に聞いたところ、今は「忙しいので無理」とのことだが、親しい間柄で信頼できる友人に自宅での食事会に誘われたら、行くかどうかは「関係性と状況」によるそうだ。関係性とは、後日自分が陽性と分かったら相手に正直に言えるかどうか。状況とは、コロナが地域で流行している時期かどうか、緊急性があるか。参加者が不特定多数でないことも重要だ。

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