本作は2023年4月26日にサービスを開始したタイトルで、銀河の星々を巡る星穹列車の旅路を描いた、壮大なスペースオペラが描かれるRPGだ。昨年は「App Store Game of the Year」、「Google Play Best Game」、「The Game Awards Best Mobile Game」など、数々の賞を受賞しており、同社のオープンワールドRPG「原神」に次いで、世界中で高い人気を誇る作品となる。
とはいえ、今回のバージョンアップから途中復帰する人や、初めて今作に触れる新規プレーヤーたちを想定し、ここでも重要なネタバレについてはなるべく避けておきたい。あらかじめお伝えすると、本稿の主題から逸れるため、大まかにおさらいする。なので、ぜひご自身の開拓の記憶を遡ってもらいながら、思い出にある空白の部分は開拓航路を活用して埋めてみてほしい。宇宙ステーション・ヘルタにて、身体の中に「星核」と呼ばれる超常的な物質を埋め込まれた主人公は、目を覚ますと過激な派閥「反物質レギオン」の襲撃騒動に巻き込まれる。その場に居合わせた青年・丹恒(たんこう)と、少女・三月なのか、銀河を旅する星穹列車のナビゲーター・姫子らの力を借りながら、宇宙ステーションに訪れた脅威を共に切り抜けていく。
カフカの話を受けて、新たな星核の事件を見いだした列車組は、急遽目的地を羅浮へと変更する。しかしながら、羅浮もまたさまざまな問題を抱えており、星核ハンターを追う雲騎軍と協力しながら、その事件の中に潜む大きな黒幕と直接対峙することになる。 そして、今回ファミリーがほかの派閥にピノコニーの招待状を送るというのは初めてのことであり、作中には列車組以外にもスターピースカンパニーや「ガーデン・オブ・リコレクション」、「仮面の愚者」といった各勢力がやって来ることになる。彼らにどのような思惑があるのかは、ぜひ物語の中で探ってもらいたい。ファミリーの中心人物である「サンデー」と、その隣は彼の妹「ロビン」。ロビンは歌手として活躍している部屋の最奥に設置された貝殻のベッドが夢の世界に行くために使用する「ドリームプール」だ。使う際には睡眠薬を服用してはいけないらしい