ラスト３００メートル付近。外周で応援していた弟から「残りを７０秒切ったら（標準記録突破が）いけるぞ」と声がかかった。そこで一気にギアを上げ、外国人選手２人を抜き去ってゴール。「弟がいいところにいてくれました」と苦笑した。「言い合いしたこともあったけど、（小出さんが）陸上を楽しんでいる姿から学ぶことは多かった」と振り返る。この種目で東京五輪を目指す２４歳。「次へのステップにしたい」と笑顔で誓った。（丸山和郎）.
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