【ソウル=時吉達也】4月の総選挙で圧勝した韓国の革新系最大野党「共に民主党」は16日、今月30日に任期が始まる次期国会の議長候補に禹元植(ウ・ウォンシク)議員を選出した。来月5日に予定される本会議での採決を経て正式に確定する。大方の予想に反し、文在寅(ムン・ジェイン)前政権で当時検事総長だった尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の「宿敵」として知られた秋美愛(チュ・ミエ)元法相が敗れる波乱となり、韓国メディアは「大どんでん返し」(聯合 ニュース )と速報した。
秋氏は法相当時、文政権内部への捜査を強行する尹検事総長と対立し、4カ月で3回の指揮権を発動し捜査に介入。尹氏が「反文在寅」の次期大統領候補として浮上する契機となり、秋氏は「尹大統領就任の一等功臣」とも揶揄された。今回の党内予備選を前に「国会議長は中立ではない」と公言していた秋氏の落選で、尹氏は政権運営をめぐり国会と全面的に対立する最悪の事態を回避した形だ。 一方、今回議長に選出された禹氏も16日の受諾演説で「(国会運営で)民意に背く後退、遅滞が生じれば国会法に従って処理していく」と述べ、選挙で圧勝した野党の立場を優先する意向を示した。禹氏は当選5回で、文前政権で党ナンバー2の院内代表などを務めた。
韓国国会議長は、第1党から候補を出すことが慣例。共に民主党では当初、当選回数が最多6回の秋氏ら、党重鎮の4人が立候補したが、予備選開催直前に2人が辞退を表明した。韓国メディアは李在明(イ・ジェミョン)党代表の意向で候補者が事実上秋氏に一本化されたと報じ、「国会が『民主党出張所』『李在明直轄部隊』に転落する危機に直面している」(ソウル新聞)などと同党への批判を強めていた。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: ExciteJapan - 🏆 125. / 51 続きを読む »
ソース: ExciteJapan - 🏆 125. / 51 続きを読む »
ソース: jijicom - 🏆 32. / 63 続きを読む »
ソース: Sankei_news - 🏆 68. / 53 続きを読む »
ソース: Sankei_news - 🏆 68. / 53 続きを読む »
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »