独自の哲学を礎に、伝統の承継とサステナブル(持続可能)なものづくりを続けるラグジュアリーブランド。自然と調和した経済活動や多様性の推進、次世代の育成といった課題についても、常に行動しています。そんな時代のテーマと実践について、海外ブランドのトップに聞く連載「伝統と革新」。リシュモン
ジャパンの社長で、海外ファッションブランド協会(OFBA)の会長、三木均さんは「性別や国籍、年代などを意識する必要のない世界が、最終的な目指す姿」と語りました。カルティエやルイ・ヴィトン、ディオール、エルメス-。豪華さや優雅さから「ラグジュアリー」とも称される外資系ブランド66社を中心としたOFBAで会長を務める三木さんは、カルティエやダンヒルなどを展開するリシュモン ジャパン社長の仕事に加え、国内の業界を率いる役割も背負う。「業界の維持・活性化には、若い世代の力が不可欠。さまざまな職業の選択肢があるなかで、一人でも多くの人に関心を持ってもらえるように活動しています」次世代を見据え、力を注ぐのは人材育成だけではない。ファッション産業のサステナビリティー(持続可能性)に関しては、製品サイクルの短さなど環境負荷が指摘されるなか、セミナーなどを開き、OFBA加盟社で協力して解決への道筋を探る。
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