「夏の商売なのにやる気なくなった」緊急事態宣言延期で氷製造業者が大打撃 - 社会 : 日刊スポーツ

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「夏の商売なのにやる気なくなった」緊急事態宣言延期で氷製造業者が大打撃

新型コロナウイルス対策による緊急事態宣言が12日から延長期間に入った。影響を受けたのは飲食店だけでなく、店を支えている氷製造業者や酒販会社も大きな打撃を受けた。関係者からは悲痛な声が相次いだ。

1935年創業の氷製造業者「外口氷室」(東京・豊島区)では、都内の飲食店を中心に氷を販売している。コロナ禍前であれば約100店舗と取引をしていたが、現在は5、6件にまで減少。売り上げも飲食店への休業要請に伴い約1割にまで落ち込んだ。代表の外口文祥さん(78)は「夏の商売なのにやる気がなくなった。仕事を辞めたくなるような心理状態です」と肩を落とした。メーカーから一度に仕入れる純氷を15本から5本に減らした。「氷が溶ける前に販売して、マイナスにならないよう調整しています」と語った。 全国各地の飲食店など、数千店舗と酒の販売取引をしている都内の卸売業者も、飲食店からの注文数が激減した。担当者は「厳しい状況が続いている」とし、給付金について「無いよりは良いが大した足しにはならない」と話した。政府は一時支援金として、飲食店の時短営業、または外出自粛などの影響を受け、売り上げが50%以上減少した事業を対象に、中小法人等に上限60万円、個人事業者等に上限30万円を支払う。

酒類を提供する飲食店が休業を強いられる中、東京・銀座のバー「ロックフィッシュ」はノンアルコールのカクテルやハイボールを開発し「純喫茶」として営業を始めた。間口一就店主は「お酒を飲まない方の来店は少し増えました」と明かした。実際にノンアルコールの「あのハイボール」(税込み900円)を飲んでみると、少し酸味があり爽やかでおいしい。本来のハイボールとも遜色がなく、目を閉じると本当に酔えてきそうだ。間口店主は「宣言は延長されるものだと思っていました」と話した。飲食業界の出口の見えない奮闘が続いている。

 

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