「充電池より使い捨ての方が高性能」「単三電池は重い電池ほど長持ち」など単三アルカリ電池に関する俗説を徹底検証した結果が公開中

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量販店の店頭やネットショップで電池を買おうとして、どれがいいのか迷ってしまった経験がある人は多いはず。アルカリ電池は、マンガン電池に比べて長時間安定した電圧・電流を維持できるので、特に一般的な規格の単三アルカリ電池は懐中電灯や携帯オーディオ機器、おもちゃやゲームのコントローラーなど幅広い製品の動力源となっています。そこで、太陽光発電や電化製品の専門家が、市販されているさまざまな単三アルカリ電池や充電池の性能を実際に計測して、その分析結果を公開しました。

また、電池に関する俗説の中には、「重いほど多くの材料が詰まっているので性能がいい」というものがあるとのこと。そこで、ミリワット時の測定結果に重量も加味して、作成したグラフが以下。かなりばらつきがあるものの、若干の相関関係がみられるという結果になりました。

重さと電池の性能の関係について、Lui氏は「そもそも単三電池は軽いので、各メーカーが使用しているパッケージなどによって重さが左右されます。そのため、店頭で電池の重さを量ってどれが一番いいのか調べるのはあまり得策ではありません。ただし、同じメーカーの電池同士であればそうした要因を考慮する必要がなくなるので、重い電池ほど中身が多く性能も高いということもできそうです」とコメントしています。なお、Lui氏自身も子どもの頃にスーパーに重量計を持ち込んで電池の重さを量り、店員に変な顔をされた経験の持ち主とのこと。 同様にミリワット時と有効期限をとって「有効期限が長い電池ほどいい電池」という俗説を検証した結果が以下。これについて、Lui氏は「全ブランドの電池の容量と期限をプロットしてみると、弱いながら若干の相関があるようにも見えます。とはいえ、有効期限はメーカーによって3年から12年と振れ幅が大きく、電池に使われているテクノロジーもメーカーごとに違うので、明確な関係があるともいえません」と指摘しました。

またLui氏は、調査全体から得られた知見をまとめて「0.48Wの負荷で使う上では、充電式のニッケル水素電池はテストしたすべてのアルカリ電池を上回る性能を示しました。電圧の維持にも優れており、使い捨ての電池よりコストも安く済みます。充電池以外では、Duracell Ultraが最も容量に優れる電池の座を獲得しました。また、アルカリ電池の平均放電電圧は、頭一つ抜けていたパナソニックの 以外は似たようなものでした。さらに、重さは同じメーカーの電池である場合に限り容量の予測因子となることが分かりました。一方有効期限は、同じブランド同士で比較するならともかく、メーカーが違う場合は容量との間に明確な関係を見いだすことはできません」と結論しました。

 

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出力電圧の違いで誤解されてる面もあり。 Ni-MH水素充電池 1.2V アルカリ電池 1.5V アルカリ電池(1.5V)の電圧を前提に開発されたLEDライト製品はNi-MH充電池(1.2V)を使った場合よりも明らかに照度が高い。が、実用照度の持続時間はNi-MH充電池の方がずっと長い。どちらを選ぶかはユーザー次第。

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