「事故を起こさせない」保険の正体 事故発生率を18%低減する、あいおいニッセイの試み

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保険はもう「事故が起こった後のもの」ではない。事故を未然に防ぐ保険を提供する――という新たな潮流の中、業界をリードするプレイヤーとして注目を集めるのが、あいおいニ...

同社は「レガシーな『保険』の枠を超え、すべての人々が安心・安全に暮らせる社会の実現に貢献する」というミッションを掲げ、チャレンジを続けている。テレマティクス保険は、これまでの保険の常識をどう変えたのか。同社が展開するテレマティクス自動車保険は、走行データや運転挙動・位置情報を中心としたデジタルデータを活用し、事故対応を効率化。速度や急ブレーキなどのデータを取得し、安全運転を行う人には保険料を割り引くなど、より合理的な保険料の設定を実現している。2000年代初頭からテレマティクス技術に着目し、将来の自動運転やコネクティッドカーの普及を見据えて取り組みを進めてきた。最初の一歩は04年にトヨタ自動車と共同開発したペイ・アズ・ユー・ドライブモデルだ。オドメーター(積算走行距離計)のデータをもとに実走行距離に連動した保険料を算出するもので、テレマティクス自動車保険の先駆けとなった。

その後も、20年にはドライブレコーダー連携型の「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」、21年にはスマートフォンと車載器を組み合わせた「タフ・見守るクルマの保険プラスS」、さらに24年1月にはスマートフォン単体で利用できる「タフ・見守るネクスト」と、対応デバイスを拡充。幅広い車種とユーザーニーズに対応できるラインアップを整えた。 「かつて保険会社は、顧客との接点が年に1度の更新手続きのみというのが当たり前だった。しかしデジタル技術の急速な進化によって、リアルタイムで客とつながり、事故を未然に防ぐアプローチが可能になった。従来型の"保険金を支払う会社"から"事故を起こさせない会社"へ。私たちはその変革の先頭に立ちたい」「契約いただいた顧客の事故防止に役立つだけでなく、蓄積したデータを分析・活用することで、地域の交通安全にも貢献できる。さらには防災や健康増進など、さまざまな社会課題の解決に資する新たなソリューション創出も可能になる。CSV×DXの先に、"保険を社会インフラに進化させる"。それが私たちの目指す姿だ」テレマティクス開発グループの中村氏は「セーフタウンドライブという考え方を広めていきたい」と意気込む。事故が減れば、ドライバーにとっても保険会社にとっても、そして社会全体にとってもメリットがある。そうしたテレマティクス自動車保険の価値を丁寧に訴求していくことで、さらなる拡大を目指す考えだ。

単に保険料が安くなるだけでなく、安全運転の意識付けにもつながり、実際の事故防止にも一定の効果があることを示すデータだ。「テレマティクスのデータを活用することで、安全運転の習慣付けを効果的に行えることが実証された」と同社は胸を張る。さらに、事故時の緊急通報サービスなど、テレマティクスならではの付加価値についてもアピールを強化していく考えだ。テレマティクス自動車保険のもう一つの効用が、事故発生時の迅速な対応だ。従来は事故当事者からの申告に基づいて状況を把握し、過失割合を決定して保険金を支払うのが一般的だったが、この作業には多大な時間と手間がかかっていた。

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