「中途半端な妥協はしない」 ウクライナの元参謀本部将校が語るこれまでの戦いと今後

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ロシア軍は4月22日、ウクライナでの「特別軍事作戦」が第二段階に入ったことを明らかにした。第二段階は東部ドンバス地方と南部を完全制圧することを目標にしている。 こうした状況を受けて、ウクライナ軍の実質的なスポークスマン役を務めるオレグ・ジダーノフ(56)が、ウクライナが善戦している要因、ブチャで起きた惨劇の背景、さらには今後の見通しなどについて語った。ジダーノフは1990年代後半にウクライナ国防

アカデミーで教鞭をとり、その後、ウクライナ軍参謀本部に勤務した退役軍人で、ミサイル、砲撃の専門家だ。ウクライナの独立系ウェブTV番組『ヴゴスチャフ・ウ・ゴルドナ』(4月22日)でのインタビューの概要を筆者がまとめた。このインタビュー、YouTubeでは3日間で178万ビューを記録している。しかし、戦闘が始まると、ロシア軍の構想がわかった。彼らはウクライナ軍に対する誤った評価の上に作戦を組み立てていた。ウクライナ軍は近代兵器の購入を十分進めてこなかったから、電撃作戦でアスファルトの道を進軍すれば、ウクライナ中部までも簡単に到達できると思っていたのだろう。ロシアは、96時間、つまり4日で目標を達成できると読んでいた。まず空挺部隊を入れて空港を押さえ、その後、1個師団を投下する計画だった。今年1月にロシア軍空挺部隊が降り立って反政府運動を瞬く間に鎮圧した中央アジアのカザフスタンや、1968年にチェコスロバキアの「プラハの春」を力で潰した時と同じやり方だ。そして逮捕でも銃殺でもよいから、ゼレンスキー大統領と政府首脳を押さえ、傀儡にヤヌコーヴィチ(※ロシア寄りの元大統領)を立てようとしていた。そ

ロシアはヤヌコビッチ(元大統領)の正統性を訴えて続けている。2014年の「マイダン革命」を、ロシアはずっと「軍事クーデター」と呼んできた。ゼレンスキー現政権の正統性に疑問を投げかけているのだ。政界や経済界にも傀儡を置いて、ヤヌコビッチが選挙を実施し新政権を作る、という計画だった。準備は出来ていた。この8年でウクライナ軍は防御、攻撃両面でNATO流の最先端の方法論を学んだ。特に、この3年、毎年の訓練回数はウクライナ国内だけでも10回を超え、NATOの保有するあらゆる武器を扱ってきた。そしてカギとなるのが、ウクライナ軍幹部の交代だ。ウクライナ東部で実戦経験を積んだ若い将校が幹部になった。8年前にはまだ部隊長だった世代がロシア軍との戦闘の経験を積んだのだ。親ロシア派支配地域の武装勢力の主体は、実際にはロシア軍そのものだったからだ。こうした経験を積み、NATOの訓練を経て、いまその結果を出している。侵攻2週間ほど前から「戦争になる」という信頼に足る情報は得ていたし、精神的にも準備はできていた。しかし、もし四方からの侵略となると、兵力や準備時間が足りるか疑問だった。ウクライナ国内に総動員令が出て

ロシアは2019年に国家親衛隊を作るという戦略的な過ちを犯した。親衛隊の兵力は、常備軍から引き抜いたものだ。当初、2017年の法案には20万人とあったものが、2018年になると40万になった。しかも親衛隊は全員志願兵だ。親衛隊は歩兵ではなく、戦闘を目的としていない、白馬の騎士のようなものだ。戦場に出ようものなら格好の餌食だ。しかも勤務条件は一般兵士よりずっと良い。(※国家親衛隊は大統領直属で、国防軍とは別の指揮系統に属し、国境警備や対テロ対策、組織犯罪対策、治安維持などを主任務とする)当初ウクライナに侵攻してきたのは、15万から17万の兵力だったが、キーウから撤退した時期には、死者は約1万8000人、このほか負傷者が約5万5000人と見ている。損傷率が50%を超えると、戦闘意欲が極端に落ちると言われている。ブチャで市民を殺害した兵士たちは、ああいうふうに教育されてきたのだ。兵士たちが育った環境そのものが強制収容所のようなものだ。奴隷になって拷問を受けるか、出世して拷問する側にまわるか、という教育だ。こうした強制収容所の思想はロシア人のメンタリティに深く浸み込んでいる。兵士の99%は、町

これは野蛮な軍隊のシステムになっているのだ。ウクライナ軍が傍受したロシア兵士と田舎の母親の会話では「上官が宝飾品と現金を奪ったから、俺たちには電子レンジとミキサーと洗濯機しか残っていない」と不平を言っていた。盗みにさえ、軍の階級がそのまま残っているのだ。

 

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