ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、これまでより若干カモフラージュを落としている。フロントエンドでは、新デザインのキドニーグリルがうっすらと見えるほか、新設計のLEDデイタイムランニングライトを備えるスリムなヘッドライトも確認できる。またバンパーには複雑なデザインの中央エアインテーク、そのコーナーにはL字型に見える吸気口が見てとれる。
後部では、中央のBMWバッジを覆う黒いテープを除けば、カモフラージュはほとんどない。ディフューザー、クアッドエキゾーストの配置、テールライトはすべて、現在販売されているX6Mと同じように見えるため、背面のデザインにはまだ着手していないようだ。 キャビン内は撮影できていないが、カメラマンによると、ダッシュボード全体が布で覆われていたという。おそらくBMW最新の「iDrive 8」ソフトウェアを採用したカーブドディスプレイを搭載する。BMWの最新のインフォテインメントを搭載する可能性がありそうだ。 パワートレインに関しては、全く異なる2つの噂がある。1つは、4.4リットルV型8気筒ツインターボ「S63」エンジンを搭載し、最高出力は600ps、高性能「コンペティション」では最大617psを発揮するというもの。2番目の噂は、現在の「S63」エンジンから新しい「S68」V8エンジンに切り替わるというものだ。
このエンジンはフラッグシップPHEV『コンセプトXM』の市販モデルで最初に搭載される予定のもので、その最高出力は750psにも達する。いずれにしてもBMWは「世界で最も強力なクーペSUVになる」と語っている。
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