市議会やメディアとの激しいやり取りをユーチューブで公開して注目されている広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が16日、7月7日投開票の東京都知事選に立候補する意向を明らかにした。自身のX(旧ツイッター)で«東京都知事選に出ることにしました。東京を変えて、日本を変えてみたいと思います。一極集中から多極分散へ。これしか東京と地方が発展する道はないと考えています»と投稿した。広島市内で17日に記者会見し、正式に表明するという。
石丸氏は10日の会見で、任期満了に伴う7月の市長選に出馬しない意向を明らかにし、「どうしても、他にやらなければならないことがある」「今必要なのは政治のエンタメ化。政治を身近に感じてもらうのが、最も大事な話になっている。日本の政治はそこまで来ている」と話した。岸田文雄首相の地元・衆院広島1区や、小池百合子都知事の去就が注目される都知事選など、「この先ある選挙、すべてが選択肢だ」と語っていた。 石丸氏は安芸高田市の出身で、京都大学を卒業後、三菱UFJ銀行に入行。2020年8月に37歳で市長に就任した。市議会で「居眠りをする。一般質問をしない。説明責任を果たさない。『恥を知れ』と声が上がってもおかしくない」などと議員を批判し、一部の地元メディアとも対立した。一方で、高い発信力で全国的な注目を集めた。
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