「ソフトウェアの素材とは何ぞや?」から始まったGoogleのマテリアルデザインができるまで

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「ソフトウェアの素材とは何ぞや?」から始まったGoogleのマテリアルデザインができるまで(2015)

マテリアルデザインの概念を生み出したJon...

……というようなデザイン概念を持ったマテリアルデザインですが、これまでデザインの取り組みにおいて「実用的」という部分を重視してきたデザインチームにとって未経験のことばかりで、プロジェクト開始当初はデザイナーたちの間で幾度も話し合いが行われました。マテリアルデザインは、Googleのデザインチームが初めて「実用的かどうかは気にせずとにかくトライしてみよう。その結果何が起こるか見てみよう」と言われたプロジェクトだったとのこと。 ただソフトウェア上で紙を重ねるだけでは、ディスプレイ上で見たときに立体感がなく、のっぺりとした1枚の紙にしか見えません。Googleのデザインチームは紙に影をつけてあたかも紙が存在しているかのような従来通りのデザインを採用するわけですが、影のデザインは実際のスタジオを使って研究が行われました。紙のモデルを見ただけで、マテリアルデザインがデバイスから飛び出してきたかのような印象を受けます。実際の影と同じ影をソフトウェアデザインに採用することで、さまざまな情報が表示されている複数の紙が、画面上のどの層に位置している、というのをユーザーは画面を見ただけで理解することが可能。本と変わらない使用感でデバイスを操作するのと同じ考え方でソフトウェアもデザインする、というコンセプトが明確に実現されています。Duarte氏は「何らかのアクションを起こすのに、複数のボタンを使う動作はやめよう、という重要な決断を下しました。最初は戸惑いがありましたが、結果的に素晴らしい決定になりましたね」と語っています。

また、ユーザーとソフトウェアの距離を縮めるため、マテリアルデザインでは「タッチした瞬間にボタンが指に吸い付く」ようなアクションを取り入れています。これによりユーザーは、あたかも実在しているボタンを押しているかのような感覚で実在しないソフトウェア上のボタンを押せるというわけです。

 

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