「ゲームは子どもの知能にプラスに作用する」という研究結果が意味すること

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「ゲームは子どもの知能にプラスに作用する」という研究結果が意味すること 最新記事

スクリーンタイムは知能(効果的に学習し、合理的に考え、複雑な考えを理解し、新しい状況に適応する能力)にどのような影響を与えるのだろうか? 今回それを調べるための研究には、米国でABCD研究(脳の発達と子どもの健康に関する米国最大の長期研究)で、研究期間内の2年間ですべてのデータが揃っていた少年少女5,374人が対象となった。

研究開始時に9〜10歳だった子どもたちはまず、一般的な認知能力(知能)を測定するための一連のテストを受けた。その後、子どもたちとその親にテレビやオンラインで動画を観る時間、ビデオゲームをする時間、ソーシャルメディアにかかわる時間を記録してもらった。 なおこの研究では、関連データとして子どものSNP遺伝型(遺伝情報を担うDNAの塩基配列に関する情報)、社会経済的地位、親の教育なども収集している。これに加え、遺伝的な認知能力を示す指標として学歴や数学的能力、一般的認知能力に関する大規模なゲノムワイド関連解析から導き出した「cogPGS」と呼ばれる多遺伝子スコアを作成した。知能、学歴、その他の認知能力はすべて遺伝性が高く、これらの遺伝的素因を考慮しなければ、スクリーンタイムが子どもの知能に及ぼす潜在的な影響を混同することになるからだ。2年後、研究チームは11〜12歳となった子どもたちに再びテストを受けてもらった。これによりテストの成績が1回目と2回目でどのように異なるかを調べ、1回目のテストにおける個人差を調整した。これは、個人のベースラインの知能と2年後の知能の変化を、知能に影響を与える可能性のある遺伝的な違いや、両親の学歴や収入に関連する違いを考慮に入れたものだ。

結果をみると、子どもたちは平均して1日にテレビを2.5時間、ソーシャルメディアを30分、テレビゲームを1時間プレイしていたという。そして、9〜10歳時に平均より長くゲームをプレイしていた子どもは、男女関係なく2年後の測定でIQが平均より約2.5ポイント高くなっていた。またテレビや動画の視聴やソーシャルメディア上での交流においては、プラスにもマイナスにも有意な効果は認められなかったという(テレビや動画の視聴は、2年後わずかにIQ向上と関連が見えたが、親の教育を考慮するとこの関連はなくなった)。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。

ゲームと一言で言ってしまっていいのだろうか。現実の物理法則が歪められたゲームに脳が慣れたら少し怖いと思う。

ゲームは子供の知能向上に役立つとしても、あまりに耽溺し過ぎたら基本的な学力や知識や社会的スキルを向上させる時間を奪ってしまうよ。

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