「アマゾンが地球上の酸素の20%を生産している」という説は誤りで酸素は向こう数百万年は持つとの指摘

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ブラジルのアマゾン熱帯雨林などで記録的な件数の火災が発生している問題をめぐり、世界中から懸念の声が集まっています。その一方で、大気科学の専門家からは「アマゾンの火災は確かに壊滅的だが、酸素の供給量を危惧するのは誤り」だとの指摘がなされています。

しかし、コロラド州立大学の大気科学教授であるスコット・デニング氏は「アマゾンの熱帯雨林が地球上の酸素の20%を生産しているというよくある主張は、誤解に基づいたものです」と一蹴。「呼吸可能な酸素は、ゆうに数百万年は持つことでしょう」と述べています。

デニング氏は、「大気中に存在する酸素分子はほぼ全て植物による光合成由来のものであること」や、「地上で行われる光合成の3分の1は熱帯雨林によるものであること」「アマゾン盆地には地球上で最大規模の熱帯雨林があること」については肯定しています。 しかし、熱帯雨林は酸素の生産地であると同時に、消費地でもあります。アマゾンの木々は光合成により大量の酸素を生産する一方で、絶えず落葉したり倒木になったりして昆虫や微生物に分解されています。こうした生産と分解のサイクルはアマゾンの豊かな生態系を支えていますが、その過程で主に微生物によって膨大な酸素が消費されており、結果として陸上植物による酸素の生産量はほぼ差し引きゼロになるとのこと。

デニング氏によると、陸上植物に代わって酸素の供給を担っているのが海の植物です。藻や植物プランクトンといった海の植物も、陸上植物と同様に光合成により酸素を生産し、微生物によって分解され、その過程で酸素が消費されます。しかし、海中植物の一部は分解されないまま海の底に沈殿していきます。に埋もれていく植物の量は、光合成量に換算すると全体の0.0001%に過ぎないと見ています。しかし、こうした微妙な生産と消費の不均衡が数百万年にわたる生き物の営みの中で蓄積された結果、地球の大気に大量の酸素が含まれるようになったとのことです。一方で、「森林伐採の増加により、地球上で最も生物多様性が豊かな自然が脅かされているという事実は、それ自体が既に大きな問題です」とも話しており、酸素の心配をする必要がなくても、熱帯雨林の減少は火急の問題だと強調しています。

 

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はえ~だから俺の時代で酸素なくなったんすねー

YoshidaHe8ro アマゾンの木がCO2を吸ってO2を出すのと同じかそれ以上に、 アマゾンには豊富な動物が暮らしていて、そいつらがO2を消費してる。 オカルトでも何でもなく「地球の肺」の方が、それを報じた記者の勘違いだった。 なので本当なら「地球の肺」と言えるのは、むしろ北半球のタイガの針葉樹林だったはず。

アマゾンとかどうでもいいから 休み欲しいなー

焼き畑農業者みたいなもんやろ 知らんけど

ややらららら

焼け野原になれば土地が増えて色々と建てられて儲かりますね

林業の人が言うには伐採して製材して木材という形で炭素を貯蔵してるって言ってたな。 さらに新しく苗を植えると成長の時に二酸化炭素を大量に消費するから、森を伐採するのは環境にいいんだっていってた。

アマゾンが燃えたら地球は滅亡するのにずいぶん呑気な気がします。

炭素循環 こういうこと、ちゃんと学校で教えてるのかね

酸素が持つ持たないじゃなくてアマゾン固有の希少な生物や植物が人間の引き起こした火災で失われてることが問題 世界最大の熱帯雨林が一国の内政問題で消えようとしてることを危惧しろっての

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