「がぜん」「破天荒」本来と違う使い方定着 文化庁調査

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「がぜん」という言葉を「とても、断然」と同じ意味と捉える人が67.0%に上ることが、24日に文化庁が公表した国語に関する世論調査で明らかになった。本来の意味とされる「急に、突然」としたのは23.6%だった。本来は「誰も成し得なかったことをすること」を指す「破天荒」は、65.4%が「豪快で大胆な様子」と回答した。調査は3月、全国の16歳以上の男女6000人に質問紙を郵送し、3794人から回答を得

「がぜん」という言葉を「とても、断然」と同じ意味と捉える人が67.0%に上ることが、24日に文化庁が公表した国語に関する世論調査で明らかになった。本来の意味とされる「急に、突然」としたのは23.6%だった。本来は「誰も成し得なかったことをすること」を指す「破天荒」は、65.4%が「豪快で大胆な様子」と回答した。文化庁は「がぜん」は音が似ている「断然」と意味が混同しやすいと指摘した。昭和初期に「とても」の意味で使うのが流行した時期があり、その影響が残っているとの見方も示した。「破天荒」は中国の官吏登用試験だった科挙で合格者がなかった地域(天荒)から初めて合格者が出たことに由来する故事成語。「破」「荒」の漢字のイメージから、大胆という使われ方が広まったと推測されるという。慣用句の使い方も質問したところ、「寸暇を惜しまず」と「寸暇を惜しんで」では、「惜しまず」が43.5%で、本来の言い方とされる「惜しんで」(38.1%)よりも浸透していた。「明るみになる」を使う人も43.0%に上り、本来の「明るみに出る」(44.

今回は新型コロナウイルスの影響で、例年の面接形式ではなく郵送形式での調査としたことから、文化庁の担当者は過去の調査結果との単純比較はできないとする。そのうえで「本来と異なる意味が定着しつつある傾向は変わらない。言葉は変化するもので、本来とは違う使われ方や『ら抜き』などの現象を一概に言葉の乱れと言うことはできない」と話している。

 

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